ここから本文です

秋の夜長、備中神楽シーズン到来 高梁など県西部の神社で神々の舞

10/20(日) 21:46配信

山陽新聞デジタル

山陽新聞デジタル

 岡山県西部に備中神楽(国重要無形民俗文化財)の季節がやってきた。各神社の秋祭りでは神楽太夫たちが磨き抜かれた伝統の舞を披露。神々が紡ぎ出す物語の世界に地元住民やファンらを引き込んでいる。

 備中神楽発祥の地とされる高梁市成羽町地区の大元八幡神社(同市成羽町成羽)では19日夜、地元の備中成羽社が秋祭りの宵宮で奉納。境内に設けた神殿(こうどの)で「猿田彦命(さるだひこのみこと)の舞」では刀や扇を手にした太夫2人が太鼓のテンポに合わせ、長い白髪を振り乱しながら舞い踊った。

 神話の舞台は素戔嗚尊(すさのおのみこと)と大蛇(おろち)が大立ち回りで魅了する「大蛇退治」まで4時間余り。境内に詰め掛けた観衆は太夫の所作が決まるたびに拍手を送り、滑稽な掛け合いの場面では笑い声を上げ、秋の夜長を楽しんだ。

 同市立落合小3年の女子児童(9)は「一つ一つの動きがとてもきれい。境内で演じる神楽は雰囲気があった」と話した。

 備中神楽は江戸時代の国学者・西林国橋=同市出身=が古事記など神話を基に作り上げた伝統芸能。11月下旬まで繰り広げられる。

最終更新:10/20(日) 21:46
山陽新聞デジタル

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事