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実は“宇宙に行った初”であったことも知ってました? セイコーが手がけた世界初の自動巻きクロノグラフ

10/20(日) 7:02配信

ウオッチライフニュース

 今年は世界初の自動巻きクロノグラフが登場してから50年という節目の年。

 そんなことから“世界初の自動巻きクロノグラフ”に関係する時計メーカーは、この自動巻きクロノグラフのゴールデンアニバーサリーを祝う特別なモデルを発表している。

 何を隠そう、日本を代表する時計メーカーのひとつ、セイコーからも世界初の自動巻きクロノグラフに関連した特別な新作が発表された。その特別なモデルというのが、セイコー プロスペックスからリリースされる、セイコー自動巻クロノグラフ 50周年記念限定モデルだ。

 セイコーにおけるクロノグラフの歴史は、1964年に開発された手巻きのワンプッシュクロノグラフ“クラウン クロノグラフ”からはじまる。

 これは積算計を持たないワンプッシュクロノグラフではあったものの、クロノグラフの確実な制御を可能とするコラムホイールを採用するなど、オーソドックスな設計をもつクロノグラフだった。

 そして、このクラウン クロノグラフの次に開発が進められたのが、セイコー初の本格クロノグラフ“61 ファイブスポーツ スピードタイマー”だったのだ。

 このモデルが搭載したのは、クラウン クロノグラフに搭載されたコラムホイールに加え、クロノグラフ動力伝達に垂直クラッチ方式を採用したCal.6139。セイコー初であったと同時に、世界初の量産自動巻きクロノグラフとして、69年春に発売されたとされている。

 なお、リリースされるセイコー自動巻クロノグラフ 50周年記念限定モデルがモチーフとしたのはCal.6139搭載モデルではなく、Cal.6139に30分積算計と12 時間積算計を加えたCal.6138搭載モデル。なかでも特に人気の高かったシルバーとブラックのコントラストが際立つ“パンダダイアル”仕様だ。

 ちなみに、蛇足ではあるが、このセイコーが手がけた世界初の自動巻きクロノグラフ。編集部で調べてみたのだが、実は“宇宙に行った初の自動巻きクロノグラフ”でもあったことをご存じだろうか。

 1973年11月16日、NASAの宇宙飛行士だったウィリアム・ポーグ大佐が、スカイラブ4号(アメリカ初の宇宙ステーション、スカイラブへの飛行計画のひとつ。4号はスカイラブ計画の3度目の飛行で、同計画が最後)の飛行士として、ケネディ宇宙センターからサターンIB型ロケットで打ち上げられ、翌年2月8日に帰還を果たした。

 実はこのとき、ポーグ大佐が宇宙服のズボンのポケットに入れて宇宙船に持ち込んだ時計がCal.6139を搭載した61 ファイブスポーツ スピードタイマーだった。このポーグ大佐の61 ファイブスポーツ スピードタイマーの存在は、2008年にアメリカのヘリテージオークションで競売にかけられたことで明らかになった。

 多くの方がご存じだろうが、NASA公認の公式装備品はオメガのスピードマスターである。
 61 ファイブスポーツ スピードタイマーはポーグ大佐の私物として持ち込まれたもので、回転ベゼルを使ってロケットエンジンの燃焼時間などを計るときに、とても便利だということがわかったということ、そして、宇宙ステーション内では右手首にはオメガの時計、左手首にはセイコー、つまり61 ファイブスポーツ スピードタイマーを着けて任務にあたったことを、オークションで競売にかけられた際に提出された手紙の中で認めている。


 ずいぶん脱線してしまったが、セイコー自動巻クロノグラフ 50周年記念限定モデルと同時に、セイコークロノグラフ 55周年記念限定モデル(Ref.SARK015)もリリースされる。

 こちらは、64年のクラウン クロノグラフにインスピレーションを得たモデルで、搭載ムーヴメントが同じため、スペックもほぼ同じ。ケースはやや大きく42.3mm、レザー(コードバン)ベルト仕様となっている。価格はRef.SBEC005が41万8000円なのに対して、Ref.SARK015は若干お得な38万5000円で、こちらも世界限定1000本となっている。



文◎佐藤杏輔(編集部)



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TEL:0120-061-012(通話料無料)

セイコークロノグラフ ヒストリカルコレクションの特設サイト
https://www.seikowatches.com/jp-ja/special/chronograph_historical

佐藤杏輔(ウオッチライフニュース編集部)

最終更新:10/20(日) 21:36
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