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高校からの「大学附属校」志望者が増えている理由

10/20(日) 11:20配信

ベネッセ 教育情報サイト

「附属校の生徒は勉強しない」か

昔は附属校というと、大学受験がない故に「生徒は勉強しない」というイメージがありました。しかし、近年はひとつの大学に対して複数の附属・系列校があるケースも多く、附属校どうしで競い合う形になりがちです。附属校の卒業生の成績がふるわない場合、その学校の卒業生の受け入れ枠が縮小されるという事態になりかねません。大学側も、独自のテストや英語の外部検定などを利用して、附属・系列校の生徒の学力をよりしっかりとチェックするようになっています。
ですから、現在の附属校は学習指導がしっかりしているところが多く、「附属校の生徒は勉強しない」というのはもはや過去の話といえるでしょう。

他大学進学に力を入れている附属校が増加

附属校とひと口にいっても様々です。高校入試の場合、附属校の中でも併設中学のない「高校単独校」に志望者が集まる傾向があります。

また、進学先を見ると、大部分の生徒が系列大学に進学するところと、他大学進学にも力を入れているところがあります。明治大、法政大などの附属校は、国公立大学、併設大学にない学部等の条件で、併設大学への推薦権を保持したまま、他大学の受験を認めています。
進学先として附属校を検討する際は、併設大学に設置されている学部や進学実績と同時に、併設大学への推薦制度についても、きちんと調べておく必要があるでしょう。

次回は、附属校を検討する際、注意すべき点についてさらに詳しくお話しします。

プロフィール
安田理
大手出版社で雑誌の編集長を務めた後、受験情報誌・教育書籍の企画・編集にあたる。教育情報プロジェクトを主宰、幅広く教育に関する調査・分析を行う。2002年、安田教育研究所を設立。講演・執筆・情報発信、セミナーの開催、コンサルティングなど幅広く活躍中。
安田教育研究所(http://www.yasudaken.com/)

※この記事は「ベネッセ教育情報サイト」で過去に公開されたものです。

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最終更新:10/20(日) 11:20
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