ここから本文です

セレブタウン「広尾」「麻布十番」、似ているようでちょっと違う? 実際に歩いてみた

10/20(日) 17:30配信

アーバン ライフ メトロ

外国人が多くも、思ったより大衆的な広尾

 地下鉄日比谷線の広尾駅。両隣は恵比寿駅や六本木駅で、オシャレなイメージを持っている人も多いかと思います。今回はこの広尾を起点に私なりの視点から紹介してみたいと思います。

【古地図】110年前の広尾周辺の様子を見る?

 広尾駅自体は結構簡素な駅で、恵比寿方のホームの端と六本木方のホームの端に出口があります。メイン出口の前にある交差点は多くの人が行き交い、西に向かって商店街が延びています。

 商店街は電柱が地中化されており、すっきりした印象です。高級感を持つ人もいるでしょうがチェーンの喫茶店、ラーメン屋もあり、思ったより大衆的です。ただ、そこまで規模は大きくありません。

 駅前の交差点の南西には三角形の建物「広尾プラザ」(渋谷区広尾5)があり、地下1階から地上2階は商業施設となっています。かなり高級感のある作りで、テナントも高級スーパーで輸入食品も扱う「明治屋ストアー」(同)の大きな店舗も特徴的です。

 今度は交差点から東に進みます、オシャレなカフェがある中を進み、少し歩くと右手にスーパーと公園が見えてきます。スーパーはこちらも輸入食品を扱う「NATIONAL AZABU」(港区南麻布)。明治屋ストアーは高級スーパーという雰囲気ですが、こちらは輸入食品がとにかく目立ちます。このあたりは外国の大使館も立地し、やってくるお客さんも海外の人が目立つ印象です。ちょっと日本ではないところに来たようで、店内を見て回るのはなかなか楽しいです。

東京の調べ物にうってつけな中央図書館

 今度は「NATIONAL AZABU」の向かいにある公園の中を歩きます。この公園は有栖川宮記念公園といい、江戸時代は岩手県と青森県の一部を治めていた南部藩の屋敷があった場所でした。名前の由来になったのは明治時代になってこの土地に新邸を構えた有栖川宮の名前をとったもので、有栖川宮が廃絶したあとに記念公園として1934年に一般開放され、現在に至ります。

 公園を入って池を左手に見てから木々の間を抜ける階段を上がります。上がりきったところには広場があり、晴れている日は子供たちが元気に遊ぶ姿が見られます。

 広場の奥にあるのが東京都立中央図書館(港区南麻布)です。5階建てで開架の本も多いことや東京に関する資料がまとまって置いてあることが特徴。さまざまな資料が手に取れるというと永田町駅近くに国立国会図書館(千代田区永田町1)がありますが、あちらは閉架の本が多く、人も多く、何かと時間がかかるために気軽に本を手に取りにくいところが難点です。

 資料の数はもちろん国立国会図書館の方が圧倒的ですが、東京のまちのことを調べるという目的であればこちらは開架の本が多く、手軽に使える図書館です。人も少なく、じっくり調べ物をするのには向いています。

 また、平日の開館日は夜21時まで開館している便利な図書館で、私も国立国会図書館とハシゴしてよく利用しています。5階建ての5階には食堂兼ラウンジがあり、東京タワーが間近に見え、周辺の高級住宅街を見渡すことができるのもおすすめポイントです。

 東京都立中央図書館は丘のちょうどてっぺんなのですが、さらに広尾とは逆側に歩いていきます。麻布運動場の横を抜け、T字路を右に曲がると仙台坂です。このあたりに仙台藩の屋敷があったためにつけられた名前で、品川区の青物横丁駅近くにも同じ名前の坂があります。私としてはこの仙台坂の名前を聞くと、昔よく土曜日に聞いていたラジオ番組を思い出します。

1/2ページ

最終更新:10/20(日) 22:41
アーバン ライフ メトロ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事