ここから本文です

業者が私道封鎖、通行料要求 「生命に関わる!」住民側と法廷闘争へ【長崎発】

10/20(日) 17:00配信

FNN.jpプライムオンライン

50年間通行できた、生活に欠かせない道路が…!

テレビ長崎 松永悠作記者;
このオレンジの線より先が私道です。道路がバリケードで封鎖されてから2週間が経ちました。未だに車は通れない状態。

同じようなケースはどういうところに多いのか?

長崎市青山町の団地内の道路を、所有者の福岡県の業者が封鎖している問題。
私道が通る団地とその周辺には、65歳以上の高齢者が多く住んでいて、「命に関わる問題」との声もあがっている。

住民の男性(81歳);
別の場所に駐車場を借りた、そこまで歩いていくのに15分かかる。命に関わる。

住民の犬塚勝利さん;
一番困るのが、毎日病院にタクシーで通われている人。あるいは介護サービスの送迎を受けられていた人。車が入ってこれないので困ったことになっている。

一部のタクシー会社は、団地内への配車を断っていて、郵便・宅配の業者などはバリケードの外側に車を停め、歩いて中に入らざるを得ない。
これまで50年間、当たり前に通っていた道路がある日、通れなくなる。
なぜ、こうした問題が起きたのだろうか。

これまでの経緯を振り返ると…
はじまりは、2018年の11月。私道部分の土地の所有権が、これまでの所有者から福岡県の不動産管理会社に移ったことだった。
業者は 一旦、長崎市に土地の「譲渡」を提案するが、取り下げる。
その後、地元の自治会に「土地を3千万円で買わないか」と持ちかけるも、拒否されていた。

そこで、業者は「私道の通行料」として
・車を持つ世帯は月1万円
・持たない世帯も月3千円
…を支払うよう求めたが、住民側が拒否。

9月に入ってからは「私道に不法に侵入すると法的措置をとる」と通知し、10月2日、ついにバリケードが設置され、道路が封鎖されてしまった。
業者側は、通行料を求める理由について、「万が一 交通事故が起こると責任問題が浮上する」「車両の通行で道路が劣化すれば、修繕費がかかるため」としている。
これに対抗する形で住民側は、「通行妨害の禁止」や「バリケードの撤去」を求める仮処分を10月3日、長崎地裁に申し立てた。

住民側 山本真邦弁護士;
一部ではこれまで『厚意によって』他人の土地を通っていたんじゃないか、という話がありますけども、元々購入した時点での開発業者から、通行地役権という権利として(通行できる)設定を受けている。

住民側 岡田雄一郎弁護士;
土地を買い取って、(お金を)請求してきて(通行を)止めると、完全に足元をみてやっているだけ。悪質といえる。

裁判所側は「できるだけ早い判断を」との姿勢を示しているが、住民からは「一刻も早くバリケードの撤去を」との声が挙がっている。

1/2ページ

最終更新:10/20(日) 17:00
FNN.jpプライムオンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事