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知っておくべき!40代の「妊娠・出産」リスク

10/20(日) 21:50配信

All About

◆40代での出産はどんどん伸びている

出生率が全体的に下がる中、高齢で出産する人の実数は増えています。出生数の伸び率は若い人では下がっていますが、上の年齢層ほど増えているのです。

2017年における全国の統計(厚生労働省「人口動態調査」)を見てみますと、40代の出産は約5.3万(53,551)件となっています。これを約40年前の1980年、40代の方が生まれた頃と比較してみると、何と約7.5倍も増加しています。

◆40代はじめの妊娠力は、まだ30代最後に近い

この年代でもっとも厳しいのは、妊娠率の低下という問題です。妊娠率は30代後半から目立って下がってきますが、40代では一段と下がり、中頃には妊娠はごく稀となります。1年が貴重な時間で、1年前に妊娠できそうだった人が今年はもう卵が反応しないということが起きます。

それでも40代はじめでしたら、40になったからといって劇的に妊娠力が落ちるわけではありません。体外受精も、42歳くらいまではトライする人が多いでしょう。

成功率は若い人よりかなり低くて数%になりますが、それでもパッと妊娠してしまう人もいます。数回繰り返した場合の累積妊娠率は、数割にまで上がります。

◆40代半ばの妊娠はスペシャルな妊娠

これが43歳、44歳となると、たとえ希望は捨てないとしても、夫婦だけで生きていく人生について考えていきたい時期です。

それでも決して確率が0ではないわけです。もし、この年齢で子どもを産める人、産もうとする人は、きっと両親も赤ちゃんも特に生命力に富んだ人に違いありません。ただ、とてもスペシャルな妊娠だということです。

◆40代の流産は3割ほど

40代は流産も増えますから、もしかしたら、せっかくの妊娠がそうなってしまうかもしれません。40代ともなると、出産できた人も、聞けば一度か二度はそういう経験を経ている人が多いようです。

流産はショックを受けますが、40代に限らず若い人でもあることで、日本産婦人科学会によると医療機関で確認された妊娠の15%前後が流産になるともいわれています。まして40代となれば受け容れなければならない、自然の宿命です。

体外受精で妊娠した人のデータを見ると、流産は30代半ばから増えてきて、40歳では3割くらい。45歳になると6割を超えます(「日本産科婦人科学会 ARTデータブック」より)。流産の原因のほとんどは赤ちゃんがもともと持っている染色体異常で、防ぎようがありません。

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最終更新:10/20(日) 21:50
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