ここから本文です

最後の「約束の日」 カントリーゴールドが終演

10/21(月) 11:07配信

熊本日日新聞

 20日、熊本県南阿蘇村の県野外劇場アスペクタで開かれたカントリー音楽の祭典「カントリーゴールド」。1989年のスタートから数えて31回目で幕を閉じた。数々の出会いを育んだ名物イベントに、大勢のファンが感謝をささげた。

 カントリーゴールドは、歌手のチャーリー永谷さん(83)=熊本市=らの呼び掛けで開始。毎年、米国から人気と実力を兼ね備えたアーティストを招き、多い年は約2万人を集めた。

 この日は正午の開演を前に、カウボーイハットやブーツ姿のファンらが続々と集結。好天に恵まれるとの“伝説”通りに晴れた空の下、ノエル&ベンのハガード兄弟ら米国の3組と、在熊の「チャーリー永谷&キャノンボール」が熱演した。

 ステージ下では、観客らが曲に合わせて軽快なステップを踏み、「チャーリーさん、ありがとう」などと声を上げた。プロのカントリーダンスチームを主宰し、95年から毎年参加するナツコ・グレースさん=東京都=は、切れのある動きで盛り上げ、「全国から来た客が一つになれる日。巡り合わせた人と目いっぱい楽しみたい」。

 父と一緒に来た柏原小百合さん(46)=熊本市=は、「この日が1年で唯一、親と妹家族と一緒に楽しめる『約束の日』だった。雄大な雰囲気でのコンサートも見納めかと思うと本当に寂しい」と惜しんだ。

 秋空がオレンジ色に染まった午後5時半、出演者全員で「マイ・ネーム・イズ・グッドタイム・チャーリー」を合唱しフィナーレ。「皆さんに支えてもらったおかげで続けてこられた。本当にありがとう」。チャーリーさんはステージ上から観客一人一人に手を振り、声を掛けて見送った。(平澤碧惟)

(2019年10月21日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

最終更新:10/21(月) 11:07
熊本日日新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事