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【台風19号】相模原の住宅被害116棟 五輪コース復旧全力、夫婦捜索も

10/21(月) 22:20配信

カナロコ by 神奈川新聞

 相模原市の本村賢太郎市長は21日の定例会見で、台風19号による市内の住宅被害が116棟に上ることを明らかにした。市長は「市外に身を寄せる避難者らもおり、正確に実態を捉えていく」と述べ、復旧作業や生活支援に全力を挙げる考えを示した。また2020年の東京五輪で自転車ロードレースのコースの一部にもなっている国道413号での土砂崩れや道路崩落について「(レースの)実現に向けて(復旧を)進めたい」と強調した。

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 台風19号の襲来後、初の定例会見で、市長は市内の住宅被害について、全壊18棟、半壊6棟、一部損壊45棟、床上浸水17棟、床下浸水30棟と説明。特に浸水被害では、市内でも被害が深刻な同市緑区での視察を踏まえ、「現地の話を聞いただけでも、47棟以上はあると感じた」とし、「早急に聞き取りを行うよう、職員に指示した」と述べた。

 崖崩れは113カ所で、国の緊急災害対策派遣隊が現地入りして情報を収集していると説明。同区牧野地区で続いている行方不明の60代夫婦の捜索活動についても、消防や警察、陸上自衛隊と早期発見に注力するとした。

 道路の被害については、「崖崩れとの重複もあり、精査が必要な数字」と前置きした上で、計285カ所程度と言及。通行止めの区間は青野原-鳥屋地区を結ぶ県道64号など計23区間に上るとした。

 国道413号は青野原-青根間で大規模な土砂崩れが発生して道路も崩落し、復旧のめどが立っていない。東京五輪の自転車ロードレースのコースにもなっていることから、市長は「市民が元気を取り戻す力になれば」とレースを開催するためにも復旧に全力を尽くすとし、近く国土交通省や大会組織委員会に自ら出向いて説明する方針を示した。

 また市長は、風水害時に取るべき対応をまとめた業務継続計画を策定していなかったと明かし、今回は震災時の業務継続計画の趣旨を踏まえて災害対応や被災者支援を行っていると説明した。

◆重機投入準備で 捜索は当面中断 相模原市消防局

 相模原市消防局は21日、同市緑区牧野地区で行っている60代夫婦の自宅周辺での捜索活動について、重機を投入する準備を行うため、当面の間、中断する、と発表した。

 重機を通すルートを確保する作業に、委託業者があたる。一方、近隣の相模湖などで行っている救命ボートによる捜索活動は継続するという。

神奈川新聞社

最終更新:10/21(月) 22:20
カナロコ by 神奈川新聞

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