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姫野和樹「最高でした」 4年後は「優勝を狙っていかないといけない」

10/21(月) 6:06配信

スポーツ報知

◆ラグビーW杯 ▽準々決勝 日本3―26南アフリカ(20日・東京スタジアム)

 日本は南アフリカに敗れるもラグビー史に残る歴史的8強の金字塔を打ち立てた。次期主将候補のNO8姫野和樹(25)=トヨタ自動車=は、次回23年フランス大会の目標に「優勝」を掲げ、リーダーとしてさらなる成長を誓った。16年2月の就任から「ONE TEAM」を合言葉にチームを導いたジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、49)は手腕をいかんなく発揮。強豪国に勝つための土台を築いたジョセフ氏の続投は11月13日の日本協会の理事会で決まる見通し。

 姫野は充実感と少しの悔しさをのぞかせた。W杯初出場で全5戦に先発。東京スタジアムの観衆は敗戦濃厚でも1トライを期待し、声援を送り続けた。戦いを終え「最高でした。いい雰囲気だし、ラグビーという一つのスポーツで一つになるのを感じられた。素直にうれしかった」と笑った。

 大会中でも進化をみせた25歳は南アの徹底マークに遭い、ダブルタックルを受け、自慢の突破力は封じられた。「全ての場面で負けていた」と素直に現実を受け止めた。キャリー(ボールを持って走った距離)はわずか18メートルに抑えられた。

次期主将期待 次期主将の期待が懸かる。所属のトヨタ自動車で1年目から主将を務め、今春の代表強化試合でも主将を任された。春日丘高(現・中部大春日丘)、帝京大でチームメートだった園木邦弥(日野)は「あいつはルフィみたいな存在」と人気漫画「ワンピース」の主人公になぞらえる。人を楽しませ笑顔にするのが大好きでネガティブなことは言わない。「できないことはできないと言って、素直に人に助けを求められる」性格は、周囲を巻き込んで前に進む力を生む。

 姫野の理想は最前線で体を張るリーチだ。「背中を見るだけで頑張ろうと思える。そういう選手になりたい」と見本にする。自分のプレーに集中するあまり周囲を見られなかったり、課題も多い。「英語も勉強して、いろんな面でもっとリーダーとして成長が必要」と感じている。4年後、29歳で次のW杯を迎える。「ここで終わりじゃない。新たな日本ラグビーのスタートして、4年後は8強以上、優勝を狙っていかないといけない」。笑顔の似合うNO8が高い成長曲線を描けば描くほど、日本代表が優勝に近づくはずだ。

(大和田 佳世)

最終更新:10/23(水) 17:30
スポーツ報知

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