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歴史読み取り天皇像描く 斎宮歴史博物館開館30周年記念 里中さん講演 三重

10/21(月) 11:00配信

伊勢新聞

 【多気郡】三重県の斎宮歴史博物館などは20日、同町竹川の同館講堂で開館30周年・史跡斎宮跡指定40周年の記念講演会「東雲(しののめ)の時代の女性たち」を開いた。漫画家の里中満智子さんを講師に招き、187人が参加した。

 開催中の「東雲の斎王 大来皇女(おおくのひめみこ)と壬申の乱」(11月10日まで、伊勢新聞社後援)に合わせた企画。東雲は「明け方」の意味で、斎王制度の始まりをイメージした。大来皇女は実在が確実な最初の斎王。

 稲垣清文副知事は「22日に即位礼、11月22・23日に伊勢神宮両陛下参拝がある。神宮、斎宮と天皇家は深い縁があり、県民こぞってお祝いしたい。昨年、飛鳥時代の初期斎宮の遺構の一部が発見された。いいことが重なっての企画でうれしい限り。古代史のロマンの扉が大きく開かれることを期待したい」とあいさつした。

 里中さんは32年にわたって大河歴史ロマン「天上の虹―持統天皇物語―」を連載した。講演で「中学生の時、万葉集を読み、持統天皇の歌が素晴らしかった。感情に溺れず、構成力がしっかりして、冷静な判断力がある人が詠んだと思った」と持統天皇像を作ったきっかけを振り返り、「自分なりに歴史を読み取って描いた。作品をきっかけに古代史の人物の気持ちに近づく実感が生まれたらうれしい」と語った。

 また大来皇女について「伊勢で祈り教養を磨く、とっても気持ちいい生活。暮らした斎宮跡が出てきて、わくわくしています」と話した。

伊勢新聞

最終更新:10/21(月) 11:00
伊勢新聞

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