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規則正しく眠る方法とは? 川崎医福大・川崎医大3教授に聞く

10/21(月) 10:09配信

山陽新聞デジタル

 秋の夜長、ゆっくり眠れる季節になった。しかし、「寝付けない」「ぐっすり眠った気がしない」など睡眠の悩みを訴える人が少なくない。十分な睡眠は健康の基本だが、多くのストレスに囲まれて生活する現代人の睡眠障害は、うつ病や生活習慣病との深い関連が指摘されている。睡眠の仕組みを研究している川崎医療福祉大学(岡山県倉敷市)の教授と、睡眠障害の治療に携わる川崎医科大学(同)の教授2人に、睡眠の大切さやどうすれば規則正しく眠れるかについて話を聞いた。 

川崎医療福祉大学臨床心理学科・保野孝弘教授
体内時計の調整が必要

 川崎医療福祉大学臨床心理学科の保野孝弘教授によると、睡眠と目覚めは生物時計(体内時計)とホメオスタシス(恒常性)の相互作用によって生まれるという。

 体内時計の中枢は脳の奥の視交叉上核(しこうさじょうかく)という部位にあり、1日の体内リズムをコントロールしている。睡眠と覚醒だけでなく、ホルモンの分泌や血圧、体温調節などに関わり、日中は体温や血圧を高めて活動しやすくするなど、時間とともに変化する外部環境に対応している。一方、ホメオスタシスは寝不足など睡眠の過不足を調整する働きを担っている。

 ただ、体内時計の1日は24時間より少し長いため、生活の中で調整しなければならない。日光などの刺激によって毎朝リセットすることが肝心だ。また、夕方から夜になるとメラトニンなど眠りに関連するホルモンの分泌が増え、睡眠に導かれる。夜中にスマートフォンの画面などから出るブルーライトを浴びると、メラトニンが抑制されて体内時計が乱れ、睡眠障害が起きる可能性がある。

 眠りは成長ホルモンの分泌や体を守る免疫力の活性化にも影響する。保野教授は「睡眠が妨げられると集中力の欠如やイライラ感、疲れやすさなどが高じて日常生活に支障が出る上、自律神経のバランスが崩れ、血糖値や血圧の上昇も招く」と注意している。

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最終更新:10/21(月) 10:09
山陽新聞デジタル

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