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【父親のモヤモヤ】家事や育児「あなたは何もしないで!」 妻の高い要求に嘆く男性、背景にある「呪い」

10/21(月) 14:01配信

withnews

家事に育児にと、父親が家庭に深く関わろうとする中で、「妻の要求水準に至らない」と嘆き、戸惑う男性も目立ちます。こうしたギャップから「あなたは何もしないで!」と告げられた父親に話を聞きました。専門家は、妻と夫で家事や育児水準にギャップが生じる背景に、ある「呪い」があると指摘します。(朝日新聞記者・高橋健次郎)

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こだわり強い妻からダメ出し

「家事でも育児でも、私のやり方は全否定されていると感じます」。関東に住む30代の男性は、そんな気持ちを吐露します。3年前に結婚。1歳の長女がいて、妻は育休中です。

男性は、「妻のこだわりが強く、家事や子育てで『ダメ出し』されてばかりです」と続けます。「妻が家事をさせてくれない」とも訴えます。

「一人暮らしが長く家事には慣れていた」という男性にとって、共働きの妻と家事を分担することは当然のことでした。
 
ところが、結婚生活の早々につまずきました。

洗濯物は、少しでも形が崩れるとやり直し。テーブルに食事以外の物を置くとすぐにアルコール消毒――。これまでの男性のやり方よりもルールが細かく、「ミス」を重ねることもありました。すると、「手伝ってくれなくていい!」と突き放されたと言います。

一方、男性自身、妻に不満がありました。妻は片付けが苦手で、雑誌や洋服、飲みかけのペットボトルなどが、すぐに足の踏み場もないほど散乱するそうです。不衛生だからと、男性が片付けたところ、「勝手に何するの」と言われたと訴えます。

「あなたは何もしなくていい」 手を出さないと「手伝ってよ!」

そうした中で長女が生まれました。

「長女の存在が、夫婦の橋渡しになってくれるのではないかと思いました」。ただ、それも淡い期待でした。

今度は、子育てをめぐりギャップが明らかになりました。ある時、子どもが早起きしたため、外に連れ出そうと花柄の服に着替えさせたところ、「花柄でなく、ストライプを着せて」と言われたそうです。妻は別の服を着せたかったようでした。子どもにみそ汁を作ろうと、顆粒(かりゅう)の調味料を使ったところ「顆粒スープを使ったみそ汁を子どもに飲ませないで!」。だしをしっかりとってほしい、という趣旨だったそうです。

妻のお眼鏡にかなっているか、普段からビクビクするようになったと言います。
 
育休中の妻に、家庭の負担が集中していると感じています。そのため、定時には退社し、分担していますが堂々めぐりです。

「もう少し折りあってくれないかな」。男性は幾度となく妻に掛け合いましたが、答えは決まって「あなたは何もしなくていい!」だそうです。「何もしないことが最大の協力なのかも」。そう考えて手を出さないと、「手伝ってよ!」。では、何を手伝えばと問えば「自分で考えて!」。八方ふさがりで、途方に暮れた気持ちになります。

男性は、次第に眠れなくなり、今では医師の処方薬が手放せなくなったそうです。

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最終更新:10/21(月) 14:10
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