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「ものすごい存在感、カリスマ性」高山清司若頭が厳戒態勢下の出所…山口組は融和に向かうのか?

10/21(月) 10:02配信

AbemaTIMES

 18日早朝、恐喝罪での服役を終え、ワゴン車で府中刑務所を出所した日本最大の指定暴力団「六代目山口組」のナンバー2・高山清司若頭(72)。2014年に収監されて以降、「六代目山口組」「神戸山口組」「任侠山口組」の3団体に分裂、抗争状態に陥った山口組の今後を左右するとみられる最重要人物だ。

【映像】組長と面会も…山口組ナンバー2 高山若頭が出所

 高山若頭について、作家の沖田臥竜氏は「六代目体制が発足後、司組長が刑務所に行く(2005~2011年)など色々なことがあったが、その留守の間を守っていた人物。いるだけで組織が回るようなところがあり、最高幹部たちが立ち話をしていても、そこに現れると空気が変わる」と話す。また、“マル暴”刑事を25年務めていた時代に本人を間近に見たことがあり、現在は総合探偵社AMUSUに所属する川原潤一氏は「一般の人からすれば単に“72歳の人”かもしれないが、この世界の人にとっては何万人の中の頂点。カリスマ性、威圧感はかなり強い」と振り返った。

 遡ること1週間前には、神戸で報道関係者を装った組員による神戸山口組幹部銃殺事件も起きている。そのため、高山若頭が自身の出身母体「弘道会」の拠点がある名古屋へ移動するために車を降りたJR品川駅周辺では、防弾チョッキを着た警察官が厳戒態勢を敷き、報道陣に対しても異例のボディチェックが実施された。川原氏は「出所の前に関東圏・関西圏で抗争事件が多発していたし、もし一般市民に被害が出れば警察の汚点になってしまう。制服だけでなく、私服警官もかなりの人数出したと思う」と推測した。高山若頭の到着を待ち受けるAbemaTV『AbemaPrime』取材班のカメラが捉えたのは、組員が持つ、大きな黒い物体。同行した沖田氏によると、「鉄板かアクリル板」。銃撃に備えてのものだろうか。

 沖田氏は、六代目山口組の最高幹部の姿を発見する。「若頭補佐の高木康男さん、藤井英治さんだ」。そして午前7時前、無数のフラッシュの中で車を降り、久しぶりに公の前に姿を見せた高山若頭は、首にコルセットをはめ、杖をつきながらゆっくりと歩いた。「病気がひどいのではないかという噂もあったが、元気で歩かれていた。この人がいたら分裂騒動も変わるのではないかという、ものすごい存在感があった。ただ、檄を飛ばす感じもなかったし、組員の人たちもピリッとした感じではなかった。思っていたよりも分裂騒動に対して余裕がある印象を受けた」(沖田氏)。さらにカメラはもう一人、車から出てきた人物の姿も捉えていた。竹内照明若頭補佐だ。司忍・六代目山口組組長、高山若頭の後を継ぎ、弘道会会長を務める人物だ。最高幹部を乗せた新幹線は午前9時過ぎ、名古屋駅に到着。「司組長の出所の時は1両借りきっていたが、今回はグリーン車の25席だった」(沖田氏)、「警察も、何時発、どの車両ということまで把握し、当該の車両内および前後の車両に私服刑事を配置していたと思う」(川原氏)。

 高山若頭が真っ先に向かったのは理髪店だった。散髪を済ませて向かったのは、やはり弘道会傘下の関連施設。15分後には司忍組長も姿を現した。ここで“出所祝い”が行われたと見られている。2人が顔を合わせるのは、実に5年ぶりのこと。「ただ、法律上“出所祝い”はダメになった。あくまで出迎えだ。出迎えであっても、刑務所から帰って来られるという考えで白いネクタイだ。出所後のお祝いは法律上なくなったので、食事会のような形だ。

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最終更新:10/21(月) 10:02
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