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市販EVで出遅れたけど!? トヨタは超小型EVの普及を本気で狙っている

10/21(月) 14:30配信

MOTA

トヨタ、超小型EVをFUTURE EXPOに一斉出展|2020年冬市販予定モデルも登場

いよいよ開幕が迫った第46回東京モーターショー2019。東京ビッグサイト以外にも展示が広がったことが特徴で、トヨタのモビリティ体験型テーマパーク「MEGA WEB」でも「FUTURE EXPO」が開催される。トヨタはこのFUTURE EXPOに「超小型EV」「歩行領域EV」など各種の小型モビリティを出展する。トヨタでは2019年の6月に「超小型EVを2020年に日本国内で発売する」と発表していたが、今回出展する超小型EVは、ナンバーを取得して公道を走行できる市販仕様となっているのが特に注目すべきポイントだ。そんなトヨタEV戦略の近未来像を一挙にご紹介する。

■実はもうすぐ市販…トヨタの超小型EV(電気自動車)群を画像で見る[フォトギャラリー]

仕上がりはさすがトヨタ! 2020年発売予定の「超小型EV」(仮称)

2020年冬頃の発売を予定する超小型EV(名称未定)は、免許取り立ての初心者や高齢者ドライバーなどが気軽に日常の近距離移動で使用することを想定し開発されたモデルだ。個人ユースのほか、近距離の巡回訪問に用いる環境に優しい業務用車両としての用途も視野に入れている。

全長約2.5m・全幅約1.3mという超コンパクトサイズを活かし、最小回転半径は3.9mと、一般的な軽自動車の約4.4mよりもさらに小回り。約5時間の充電で約100kmの走行が可能で、最高速度は60km/hである。適度なヒップポイントの高さや開口部の広いドアを有し、段差のない掃き出しフロアにすることで乗降性も良好。この小ささで大人の横並び2名乗車を可能としている。

この超コンパクトなサイズは、平成30年度の車両安全対策検討会(国土交通省)が行なった「超小型モビリティ安全対策ワーキングにおける議題」で検討対象となった、市販に向けた型式指定車諸元に沿ったもので、破壊試験を含めた衝突基準への準拠・インテリジェントクリアランスソナー・プリクラッシュセーフティ(衝突回避支援または被害軽減)機能を設けて、安全性の確保も行なっている。

コンセプトカーと言いながらも隠し切れない“市販車感”

超小型EVの外観は、前回の東京モーターショーで展示された小型モビリティ「コンセプト-愛i-RIDE」のイメージを残しつつ、現実的な設計を採用している。薄いヘッドライトなどに新しい乗り物の雰囲気を残しているが、汎用サイズで手に入りやすい軽自動車用の小径タイヤ(155/70R13)や現実的なドアミラーに、コンセプトカーと言いながらも隠し切れない“市販車感”が出ている。親しみやすさと未来的なイメージをうまく両立していると言えよう。

車内に目を向けると、ドアノブなどに従来のパーツを使用してコストダウンを図りつつ、使い勝手と新しさを両立したデザインを採用。カーナビゲーションは装備しておらず、ポータブルナビや各オーナーが持つスマートフォン・タブレットなどを使用することを前提としている。

超小型車、小さなEVといえば、簡便な仕上がりのイメージを多少なり持ってしまうが、トヨタが提案するこの超小型EVはカテゴリーの常識を覆すほどで、トヨタが作る“市販車”としてのクオリティを確保する。

超小型モビリティの普及が進まない理由に、従来の“個人で持つクルマ”とのイメージ差もあると思うが、今回出展の超小型EVは、奇抜さのない「ふつうのクルマ」として作られていることに注目したい。

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最終更新:10/21(月) 14:30
MOTA

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