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「即位礼正殿の儀」とは。平成と令和で違いは?

10/21(月) 17:53配信

BuzzFeed Japan

天皇陛下が、即位を公に宣言する儀式「即位礼正殿の儀」が10月22日、皇居・宮殿で実施される。今年に限り、この日は祝日となる。天皇一代で一度限りのこの儀式は、どのようなものなのか。「平成」の時とは、どのような違いがあるのかをまとめた。【BuzzFeed Japan / 吉川慧】

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「即位礼正殿の儀」とは

「即位礼正殿の儀」は、天皇の即位にともなう一連の儀式のうち、天皇が即位を公に宣言し、これを国内外の代表が祝う儀式だ。

皇族方、外国の元首、王族、閣僚、安倍晋三首相や三権の長、各界の著名人など、約2000人が参列する予定だ。

この儀式で天皇は「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」と呼ばれる正式な装束に身を包む。

「黄櫨染」は赤みがかった茶褐色、御袍は上着のこと。重要な儀式で、天皇のみが着用する。

天皇の公服に関する規定は、平安初期に嵯峨天皇の勅令で定められた。中国・唐の律令の規定や慣習を導入したものだった。

現在に至るまで、「黄櫨染」は天皇のみに許された色となっている。

皇后は、伝統の十二単姿。髪は後ろにまとめ、左右を大きく膨らませた「おすべらかし」という髪型となる。

男性皇族も衣冠束帯、女性皇族もまた十二単で儀式に臨む。さながら、平安巻物を再現した景色となりそうだ。

即位の宣言は「高御座」から

「即位礼正殿の儀」は、皇居宮殿の中でも最も格式が高い「松の間」で催される。4月30日に平成の終わりを告げた「退位礼正殿の儀」、5月1日に令和の始まりを告げた「即位後朝見の儀」も、ここで挙行された。

ただ、これらの儀式と今回の「即位礼正殿の儀」とは大きな違いがある。松の間に「高御座(たかみくら)」が設置されることだ。

高御座は、即位の礼で天皇が着く正式な玉座。奈良時代から即位の儀式で用いられるようになったとされる。当代のものは1915年、大正天皇の即位式に合わせて作られた。

高さ約6.5メートル、重さ約8トン。黒漆で塗られた浜床(木造方形の台)の土台に、8本の角形の床板と柱が八角形の屋根を被せた舞台のような調度品。釘は使わず、木材の部品に施された凹凸で組み立てられる。

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最終更新:10/22(火) 0:12
BuzzFeed Japan

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