ここから本文です

「世界中のVIPに指名される運転手」はいったい何が違うのか?彼らを喜ばせる気遣いとは

10/21(月) 21:15配信

LIMO

「人を見た目で判断してはいけない」「大切なのは、外見より中身」。このように言われて育ってきた人も多いと思いますが、これは無理な話です。実は人間は、相手が言葉を発する前にすでに、しぐさ、姿勢、表情、ファッションといった「見た目」の印象でかなりの評価を下しているからです。

人の見た目や振る舞いはどのように影響を及ぼすのでしょうか。今回は、木暮桂子さんに印象がつくられるロジックについて伺います。近著には、『印象はしゃべらなくても操作できる』(サンマーク出版)があります。

VIPを喜ばせる気遣いとはなにか

中東の国王をはじめ、世界のVIPや大富豪から「日本に行ったら運転手は彼にお願いしたい」と指名される伝説の運転手がいます。超高級ホテルや空港へのお迎えなど、来日中の送迎を任されるのですが、世界のVIPたちが大満足し、中には期待値を超えるサプライズに泣き出してしまったVIPもいたとのこと。

彼がまず語っていたのは、どんな人たちにも誠心誠意平等に対応していたということです。それこそ、年収や肩書き、資産額、偉さのようなものに関係なく、まずは向き合います。そして滞在中、ゲストやご家族が何をしたいのか、何に興味を持っているのか、どこに行ってみたいのか、ご家族の会話をヒントに探っていきます。

(木暮さん)「あるとき、こんなことがありました。アメリカから年配のご夫婦が成田空港に到着しました。ゲートで満面の笑みでお迎えすると、二人とも全身黒ずくめです。今回の旅行の主な目的は買い物ということでしたが、空港からホテルに向かう車内で話を聞くと、ある日本人有名デザイナーの大ファンで、今回は日本でしか売っていない新作の服を買いに来たというのです」

(同)「表参道の店に早く行きたいと、黒ずくめのそのファッションは、大好きなデザイナーの服でそろえたものだったのです。そこで運転手が取った行動は、ホテルに寄らずに、直接、表参道のお店に向かってしまうことでした」

運転手は二人が買い物をしている間に、デザインオフィスの秘書に連絡をし、熱狂的なファンがアメリカから来ている旨を伝えます。そして、外からでいいのでオフィスを見せてあげたいと交渉したのです。VIPゲストには次のように伝えたそうです。

(木暮さん)「『ちょっとお連れしたいところがあるのですが、よろしいでしょうか?』。オフィスのビルに着くと、正面には秘書が待ち構えています。車を降りると大好きなデザイナーのデザインオフィスにやってきたことに気付き、奥さんが『オーマイガッ』を連発して泣き出してしまいました」

(同)「ロビーに案内され、エレベーターに乗って扉が開くと、そこにデザイナー本人が待っていました。ゲストの喜びが爆発したのは、言うまでもありません。そして、二人と写真撮影。『こんなことをしてくれた運転手はいなかった』と言われたそうです」

1/2ページ

最終更新:10/21(月) 22:55
LIMO

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事