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チョ・グク辞任後、汝矣島に燃え移ったろうそく…「国会が応えるべき」

10/21(月) 7:40配信

ハンギョレ新聞

ろうそく集会の参加者ら「検察改革、これからは国会の番」 「国会で法案が成立しなければ現実化は不可能」 光化門では自由韓国党の場外集会「文政権を審判しよう」

 チョ・グク前法務部長官の辞任から5日後の19日、検察改革を求める人たちがソウル汝矣島(ヨイド)の国会議事堂前に集まり、再びろうそくを掲げた。集会の参加者らは「これからは国会が検察改革法案を可決するために尽力しなければならない」と口をそろえた。

 「司法弊害の清算と検察改革のための汎国民市民連帯」(市民連帯)は同日午後6時、ソウル永登浦区(ヨンドンポグ)国会議事堂大路で「国民の命令だ、国会は応答せよ」というスローガンを掲げ、第10回ろうそく文化祭を開いた。当初、市民連帯は12日を最後に検察改革ろうそく文化祭を一時中止する予定だったが、チョ前長官が14日に辞任したことを受け、国会前に場所を移してろうそく文化祭を続けると発表した。同時刻に瑞草洞(ソチョドン)のソウル中央地検前では、インターネットコミュニティー「ルリウェブ」の会員で構成された「北ユ掲(政治ユーモア掲示板)の人々」が検察の改革、高位公職者犯罪捜査処(公捜処)の設置などを求める市民参加文化祭を開いた。

 同日、市民連帯側は横24メートル、縦17メートルの大きさの大型太極旗(韓国の国旗)パフォーマンスでろうそく文化祭の幕を開け、「これからは国会が検察改革という市民の要求に応じなければならない」と主張した。演壇に立ったチョン・チョンレ元共に民主党議員は、「検察改革は大韓民国の民主主義のために必ず成し遂げなければならない課題だ」とし、「絶対的権力は絶対に腐敗し、絶対的独占も絶対に腐敗するという事実を我々は知っている」と述べた。チン・ソンジュン元大統領秘書室政務企画秘書官も「腐敗共和国という汚名を返上するため、公捜処の設置を主張している」とし、「ところが、韓国党議員はこれを独裁の延長法だとして反対している。呆れたものだ」と批判した。光州で「検察改革時局声明」を発表したウン・ウグン光州大学教授も演壇に上がり、「検察はこれまで腐敗した権力を乱用しても処罰されず、怪物になった」とし、「ユン・ソクヨル検察総長は検察が犯した重大な犯罪捜査から目をそらし、チョ前長官を踏みにじった。自分たちが選んだことだけを正義と捉え、国民にとって普遍的な正義を蹂躙した」と批判した。

 市民連帯はチョ前長官の「国民退任式」を開き、チョ前長官に感謝牌を授与すると共に、チョ前長官に宛てた手紙を読み上げるパフォーマンスも行った。市民連帯側は「あなたの高潔な犠牲で、山は雄大に高くそびえ始め、せき止められた川の水が滔々と流れ始めた。我々がチョ・グクだ」と書かれた感謝牌をチョ前長官に代わって舞台に上がった市民に手渡した。

 ろうそく文化祭の開始前から国会議事堂大路には早くから人波が押し寄せた。同日午後1時頃から国会議事堂駅2番、3番出口付近に設置された大型スクリーン前の4車線に、参加者が集まり始めた。午後5時ごろには大型スクリーンから国会議事堂大路の反対側の端までが参加者たちで埋め尽くされた。参加者たちはソウルや京畿道(キョンギド)、大田(テジョン)、慶尚北道浦項(ポハン)など各地から集まり、「国会は応答せよ、公捜処を設置せよ」と叫んだ。中高年層が主流をなしていたが、若者やベビーカーに子供を乗せた家族連れの参加者も多かった。車線を隔てて、国会議事堂駅5番出口周辺では、保守性向の市民団体「自由連帯」が対抗集会を開き、「文在寅(ムン・ジェイン)弾劾」、「チョ・グク拘束」などを叫び、ろうそく文化祭主催側と保守団体の間に罵声が飛び交う場面もあった。

 ろうそく文化祭の参加者たちは、国会に検察改革のボールが渡されただけに、法案成立のために努力すべきだと口をそろえた。大学生のチェ・ジュンソクさん(21)は「国会で法案が可決されなければ、検察改革を始められない」とし、「国会の役割が残っているのだから、国会議員たちに市民の考えを熟知してほしいと伝えるため、汝矣島に来た」と話した。京畿道盆唐(プンダン)から来たチェ・ユンジョンさん(53)は「検察改革を現実化するためには、検察改革法案が可決されなければならない」とし、「国会に(検察改革)法の成立を求めるのに力を添えたいと思って参加した」と語った。5歳の子供と一緒にろうそく文化祭に参加したホミ・ジンさん(38)も「検察改革法の成立に向けた交渉が急がれるのに、自由韓国党議員たちの反対で難航しているようだ」と批判した。ソウル蘆原区(ノウォング)に住むノ・フンリョルさん(69)は「自由韓国党の反対で国会での議論に進展が見られない」とし、「自由韓国党が既得権を手放すことを拒んでいるようだ」と話した。

 参加者らは特に、高位公職者犯罪捜査処(公捜処)の設置を強調した。大学生のチェ・ジュンソクさんは、「検察は検察関連の事件を積極的に起訴しない姿勢を見せている。身内をかばうのに躍起になっている検察が、外部機関の捜査を受けられるよう、公捜処が設置されなければならない」と語った。仁川(インチョン)から来たMさん(55)は「捜査権と起訴権を持っている検察がまともにけん制を受けない状況は公正ではない」とし、「検察も公捜処のけん制を受けてこそ、きちんと捜査をできると思う」と強調した。

 一方、同日午後1時から自由韓国党はソウル光化門(クァンファムン)広場で大規模な場外集会「国政の大転換を求める国民報告大会」を開いた。同日の集会は、チョ前長官辞任後、初めて開かれたもので、集会に参加した自由韓国党指導部は「文在寅政権を審判しよう」と呼びかけた。ナ・ギョンウォン自由韓国党院内代表は演壇に上がり、「我々がチョ・グクを辞任させた」とし、「しかし、これからが本番だ。無能で偽善的な政権に対する審判を始めよう」と主張した。公捜処設置法案などは「独裁のための悪法」と批判する声もあがった。ファン・ギョアン代表は「韓国には検察と警察という捜査機関がある」とし、「この捜査機関では足りず、また捜査機関を作らなければならないというのか」と問い返した。さらにで「本分を全うしている検察に対し、“屋上屋”ともいうべき公捜処を作ろうとするのは、勝手に法を操るためだ」と指摘した。

キム・ミンジェ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:10/21(月) 7:40
ハンギョレ新聞

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