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豚コレラで中国10年債の実質利回りゼロに迫る-マイナスなら7年ぶり

10/21(月) 15:50配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 中国では豚肉高騰に端を発した物価高で国債のインフレ調整後利回りがゼロに近づいており、実質リターンが7年ぶりにマイナスとなるリスクが浮上している。

アフリカ豚コレラの流行で中国では今年、2億頭を超える豚が処分された。中国人の食事に豚肉が欠かせないこともあり、9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3%上昇した。21日時点の中国10年国債利回りが3.22%であることを踏まえれば、インフレ率を差し引いた実質リターンはプラス0.2%程度。

極端な低利回りは先進国経済では今や一般的だが、新興国市場ではまれだ。韓国10年債は実質利回りが2%。インドのインフレ率はほぼ4%だが、これを加味しても10年債の実質利回りは2.5%を超える。

東衛資産管理の伍展恆最高投資責任者(CIO)は「全般的な賃金インフレもしくは経済のインフレではないことを債券市場は理解している」と指摘、「アフリカ豚コレラは永久には続かない」と話した。同CIOは香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)の元幹部。

中国国家統計局の毛盛勇報道官は北京で18日開いた記者会見で、豚肉価格が徐々に「正常なレンジ」に戻るはずだの見方を示した。

原題:Real Yields Sink Close to Zero in China, Curbing Bond Rally (2)(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Bloomberg News

最終更新:10/21(月) 15:50
Bloomberg

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