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ビクトリーロード(10月22日)

10/22(火) 9:18配信

福島民報

 日本と南アフリカの選手、そして四万八千人余りの観衆が台風19号の犠牲者に黙とうをささげた。ラグビーのワールドカップ日本大会の準々決勝から、県民は被災地へのいたわりや鎮魂の祈りを受け止めた。

 日本は前回の一次リーグで、優勝二回を誇る南アフリカから歴史的な金星を挙げて「スポーツ史上最大の番狂わせ」と称された。今大会直前の壮行試合では歯が立たなかったが、国民は四年前の再現を本番で期待した。結果は完敗だった。それでも、スタンドの観客は初の八強入りに拍手を送り続けた。

 桜の戦士は「ビクトリーロード」(勝利への道)を練習で一緒に歌って心を一つにした。外国出身者がほぼ半数を占めるチームの連帯感を強める思いを、米国の曲の替え歌の詞に込めた。♪この道 ずっと行けば 最後は笑える日が来るのさ-。ファンも会場で口ずさんだ。

 激闘から一夜明けた二十一日、選手とヘッドコーチが会見に臨んだ。主力の一人は「日本はもっともっと夢と希望を与えられるチームになる」と成長を約束した。倒されても倒されても起き上がる選手と、台風被害からの復旧の歩みを重ね合わせる。明るさが戻ると信じる。

最終更新:10/22(火) 9:18
福島民報

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