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発声はリハビリ中も…堀ちえみさんが親衛隊だけに語った“言葉”

10/22(火) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 今年2月に舌がん、4月に食道がんの手術を受けたタレントの堀ちえみ(52)が20日、都内で、書籍「Stage For~ 舌がん『ステージ4』から希望のステージへ」(扶桑社)の発売記念サイン会を行った。

 手術後、初の公の場。白いワンピースに身を包み、表情は明るかった。しかし、舌の6割を切除し太ももの一部を移植した10時間に及ぶ大手術だったため、発声についてはいまだリハビリ中。報道陣約50人を前に発言は一切なかった。マスコミ向けには、直筆のメッセージと用意されていた質問への回答のプリントが配られた。出版の経緯についてはこう回答している。

「沢山の感謝の気持ちをお返ししたいと思い、話すことができない分、その気持ちを文字として綴りました。私の経験をお伝えすることで『口内炎が2週間以上治らなかったら、舌癌を疑った方がいい』ということを広く知っていただきたいという思いもありました」

 打ち合わせなどのコミュニケーションはできるが、テレビやラジオなど公の場で発言するには、まだ発声がおぼつかないという。現在受けている発声のリハビリについては……。

「『らりるれろ』や『なにぬねの』など、舌を使って発声する言葉が難しく、『さしすせそ』や『ざじずぜぞ』『つ』など、舌を上顎につけて風を作る音が、特に難しいです。リハビリは2週間に1度、言語聴覚士の先生による発声、発語のトレーニングを受けている他に、ボイストレーニングも月に1回、先生のもとへ通って練習しています」

 成果は一進一退だが、手術後一度はあきらめた「デビュー40周年のライブ」をやるという夢に向かって前向きに頑張っているという。

■「ただいま戻りました」

 サイン会に参加した堀ちえみの親衛隊「C☆S☆C(ちえみスマイルサークル)」“総会長”の千葉竜司さん(55)はこう話す。

「“おかえり”と声をかけると、少し発声しにくそうでしたが、思ったよりハッキリと“ただいま戻りました”と言ってくれました。がんを公表する2週間くらい前のイベントでは、『声も出てないし、いつもと違って何か元気がないな』と思っていたのですが、今日は少し痩せたものの、目の輝きはすっかり戻っていて元気そうでよかったです」

 80年代には全国で1000人近くいた堀ちえみの親衛隊だが、今でも20人程度が活動中だ。中でも「C☆S☆C」は現在も10人が在籍しており、そのほとんどは堀のデビュー当時(37年前)の10代の頃から顔見知り。メンバーは50代となり、それぞれ仕事や家庭を抱えているが、会合やイベントの参加など活動を続けているという。同じく“統括部長”の和泉澤達彦さん(55)はこう話す。

「目を合わせて、“よくがんばったね”と声をかけましたけど、お互い目を潤ませて、必死で涙を我慢しました。でも、実はちえみの前を離れてから号泣しました。今、大変なリハビリを続けられていると思いますが、デビュー曲の『潮風の少女』魂を忘れずに、40周年のコンサートをぜひ実現させて欲しいです」

 サイン会の最後は親衛隊のメンバーで本人を取り囲み、女性メンバーはみな泣いていたという。総会長の千葉さんが続ける。

「私の仕事のことや親衛隊で病気をしてるメンバーに対して“大丈夫? 早く病院行ったほうがいいよ”などと、みんなに声をかけてくれました。自分の病気が大変なのに、親衛隊のメンバーのことを気にかけてくれるんですよ……。僕たちも本当に勇気づけられました」

“潮風の少女”が、再び歌える日はきっと来るはず――。

最終更新:10/22(火) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

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