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世代で異なる“貯蓄と投資”資産運用のベストな割合とは?

10/22(火) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

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 どんなに貯蓄に励んでも超低金利下では利息はほとんど増えない。貯蓄をさらに「増やす」ならば、株式投資や投資信託、FX(外国為替証拠金取引)などの「投資」を行うしかない。お金を「育てる」のだ。

 銀行預金ならば元本は保証されるが、株や投信、FXでの資産運用はお金がゼロになってしまうこともある。しかし、怖がっていたのでは蓄えたお金は育たない。

 この観点でいえば、優先されるべきは、お金を育てる種苗となる貯蓄であることは明らかだ。

「投資の元手となるお金は毎月積み立てていく。ある程度貯まったところで貯蓄や毎月の積み立ての一部を投資に振り分ける。これが資産運用のベストの考え方ではないでしょうか」(50代会社員)

 貯蓄の目的は資産を守ることで、投資の目的は資産を増やすことだ。資産運用は、貯蓄と投資のバランスを考えるということである。

 では、貯蓄と投資の割合はどうすべきか。

 貯蓄の2~3割を投資に回すといった専門家の意見が多いが、結論からいえば決まりはない。年齢や家族構成、マイホームなど金融資産以外の資産保有状況によって、その割合は変わってくるからだ。

「貯蓄は今現在のリスク対策、投資は将来のリスク対策だと思って、20代から実践してきました。20~30代は100万円貯めたら、7割を株と投信に振り分けました。40代で家を買いましたが、持ち株の一部を売って頭金にしました。50代の今は、貯蓄の5割を投資資金にして老後に備えています」(前出の会社員)

■世代で違う資金の「育て方」

 あまり大きな出費がない若い世代は、貯蓄の多くを投資に回しても、さほど心配ない。子育てや将来の教育資金、マイホーム購入などを控える人は、例えばマイホーム購入目的のために貯蓄の一部を投資に回す。その際の割合は、家計次第。夫婦で話し合うことだ。

 中高年世代の投資は老後が前提になる。老後のライフスタイルをイメージして、投資割合を決めてはいかがだろうか。

 もちろん、投資を行うには勉強が必要。勧められるままに、よく分からない金融商品に投資して損をする。こんなことは絶対に避けたい。

(経済ジャーナリスト・山下知志)

最終更新:10/22(火) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

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