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中学の先輩・馬場雄大が語る八村塁の「素顔と可能性」…24日NBAデビュー

10/23(水) 11:03配信

スポーツ報知

 今季のNBAは22日(日本時間23日)に開幕し、6月のドラフトで日本人初の1巡目指名を受けたウィザーズの八村塁(21)が23日(同24日)のマーベリックス戦でデビューを果たす。来年8月には44年ぶりの五輪を控える日本代表の未来を背負うエースの素顔と今後の可能性を、富山・奥田中の先輩の馬場雄大(23)=レジェンズ=が明かした。

 馬場が中学3年生の時、ほぼバスケ初心者の八村が奥田中に入学してきた。

 「ひょろひょろっとした子が入ってきたなって感じ。当時はハーフの子も多くて、こんなことになるとは思ってなかった」

 中学では1年間ともにプレー。18年の日本代表戦で再び同じコートに立ったとき、ケタ違いの成長を遂げていた。

 「ボールに対してのアグレッシブさがすごく変わっていた。日本人の選手はどうしてもきれいなシュートや、コンタクトのないようにプレーする。でも、塁は力でねじ伏せるようなスタイルになっていた。ダンクシュート一つにしろ『えっ?』って思う所から跳ぶ。『こういう選手がNBAに行くんだな』と思った」

 体をぶつけると、バスケではなく格闘技のようだった。

 「ボール際やボールへの執念、タフさが他の選手とは段違い。バスケを格闘技として戦っている。あいつとやってると、むなしくなってくる(笑い)。手足も長いし、恵まれたものはあるにしろ、その中で日本人ならではの頭の良さも使いながらプレーしている」

 プレーは変わっても、コートの外では愛されキャラだ。

 「小さい頃から愛嬌(あいきょう)がある。だから、みんなに好かれるんじゃないかな。中学の時はめちゃくちゃ上下関係が厳しかったんですよ。その時に比べたら今は…(笑い)。あいさつでも(肩を)『パンパン!』って叩くみたいな。さすがに呼ぶ時は“さん”付けですけどね」

 8~9月にはともにW杯(中国)に出場し、1次リーグ3試合を戦った。富山で育った後輩と国を背負うことは格別で、その思いは東京五輪へと続く。

 「塁は僕の前を走っている存在。同じ日本人っていうのもあって、やっぱり負けたくない。常に刺激をもらっていて、常に自分を駆り立ててくれる。東京五輪は世界中が注目するイベント。そこで結果を残すことで日本のバスケが変わったところも見せられる。結果にこだわっていきたいですね」

ニュージーランドに競り勝ち、笑顔を見せる八村(右)と馬場

 ◆八村 塁(はちむら・るい)1998年2月8日、富山県生まれ。21歳。富山・奥田中からバスケットボールを始める。宮城・明成高で全国高校選抜優勝大会3連覇。U―17世界選手権で得点王に輝き、強豪の米ゴンザガ大へ進学。2015年に日本代表初招集。203センチ、104キロ。父はベナン人、母は日本人。

 ◆馬場 雄大(ばば・ゆうだい)1995年11月7日、富山県生まれ。23歳。小1から競技を始め、奥田中3年時にU―16、富山第一高1年時にU―18日本代表に選出。筑波大4年時の2017年9月にA東京加入。同時に日本代表初選出。今年9月にNBAマーベリックスと契約。父の敏春氏も元日本代表。198センチ。

最終更新:11/7(木) 22:58
スポーツ報知

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