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ウイスキー市場は5年間で1.5倍に 増税後もハイボールが成長をけん引へ

2019/10/22(火) 20:04配信

日本食糧新聞

ウイスキー市場の拡大が続いている。市場は過去5 年で約1.5倍に伸長。ウイスキーの炭酸割り「ハイボール」が成長をけん引している。ただ、国産のプレミアムウイスキーは原酒不足を背景に品薄感が強く、新たな提案が生まれにくい。今後は需要に応えきれない分を輸入ウイスキーで補う動きが広がりそうだ。

2018年のウイスキーの出荷量(課税済み)は、前年比9.7%増の17万8522キロリットルだった。2014年の11万7252キロリットルに対し、5年間で約1.5倍に伸びた。2019年に入ってからも引き続き好調に伸びており、年間では10%増(缶ハイボールを除く)程度で着地しそうだ。

国産ウイスキーの輸出も堅調な伸びを示す。2018年の輸出金額は約150億円と前年から1割程度増えた。品目別では清酒に次いで2番目に輸出が多く、日本産酒類の輸出の約4分の1を占める。

10月1日実施の消費増税を受け、ウイスキーの大容量品を中心に、増税前の駆け込み需要が発生したもよう。だが、仮需の規模は限定的だったと思われる。

キャッシュレス決済のポイント還元制度やラグビーワールドカップが開催されるなど消費を押し上げる好材料もあり、増税後の出荷状況も悪くないとの声が聞かれる。

増税後もハイボール需要を背景に、ビール類やワインといった他カテゴリーからのシフトも受け、ウイスキー市場は堅調に推移すると見られる。増税を機に節約志向の高まりが予想される中、今後は外食での外飲みが減少し、家飲みといった家庭用消費が強まると見る企業が多い。食品スーパーなどの店頭ではPOPでの情報発信や景品付きの商品展開といった販売強化策が増えそうだ。

若者の認知拡大と新規飲用者の獲得につなげる狙いで新たな取組みも広がる。アサヒビールはバーボンの「アーリータイムズ」ブランドのパッケージデザインを4月に刷新した。これに合わせて起業家支援企業と組み、新たな取組みをスタートさせた。その一環としてスタートアップ企業を支援する目的でアーリータイムズなどを提供するキャンペーンを実施。100社の定数に対して120社以上から応募があるなど反響を呼んだ。

アサヒは業務用のハイボール提案にも力を入れる。国産の主力ブランド「ブラックニッカ」の樽詰めハイボールは1~9月で21%増と伸長。ジャーで仕込みオリジナルハイボールがつくれる「ジャーハイ」は500店舗で展開している。今後は各エリアのご当地素材を漬け込む提案などを計画する。

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最終更新:2019/10/22(火) 20:04
日本食糧新聞

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