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子どもに食欲を学ばせるならスプーン食べより手づかみ? イギリスの離乳食事情

10/22(火) 12:21配信

ベネッセ 教育情報サイト

子育てには楽しいことや悩み、気がかりが多いのは世界共通。しかし、それぞれの国での子育て事情はちょっとずつ異なっている。さまざまな方法や考え方を知ることで、子育てに対しての気持ちが少し楽になったり、自分に合った方法にアレンジしたりできる。イギリスでの離乳食の進め方について、世界の子育て事情に詳しい、沓澤糸氏に伺った。

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先日、ロンドンから今年はじめに帰国した子育て中の友人に「今イギリスではBaby-Led Weaningがはやっている」と教えてもらいました。直訳すると「赤ちゃん主導の離乳」という感じでしょうか。赤ちゃんの自主性を尊重しながら進める離乳食で、生後6か月くらいの赤ちゃんがちゃんと一人でお座りができるようになるころ、赤ちゃんが食べ物を自分でつかんで自分の口まで持っていければ「始め時」とのことです。

離乳食の食べ方は日本でも行われている「手づかみ食べ」ですが、「離乳食」として特別なものを作るのではなく、家族が普段食べている食事の一部をあげ、保護者も子どももリラックスして楽しんで食事しましょう! という方法のようです。また、子どもが食べ物で遊んでばかりで、実際にはあまり食べてくれないので、食事の量は大丈夫だろうかと気になることもありますが、それも母乳やミルクで子ども自身が補うから気にしないようにと書かれています。「こんなものだ」と割り切り、おおらかに構えることは大事ですね。

また、イギリスのSwansea大学での研究結果によると、スプーンで食事を与えられた子どもは、食べ過ぎてしまう傾向にあるとのこと。保護者が子どもの食事を支配し、場合によっては赤ちゃんが欲しがっている以上に食べるようにプレッシャーをかけてしまっているから、子どもはお腹いっぱいになっても、伝えにくいのではないかと考察されています。一番基本的な欲求である食欲を自分自身でコントロールできるようになるのは大切なことです。

ちなみに、この研究を紹介している育児情報サイトでは、常に手づかみ食べだと親も疲れてしまったりするので、それぞれに合った組み合わせをすること、また1歳半から2歳くらいになったら、スプーンなどの使い方をしっかり教えていくことを、アドバイスとして付け加えています。現実的には、何事もバランスということでしょうか。

出典:所変われば育て方も変わる? 発見! 世界の子育て ~イギリスで流行の離乳食の進め方とは? -ベネッセ教育情報サイト
https://benesse.jp/kyouiku/201411/20141125-1.html

※この記事は「ベネッセ教育情報サイト」で過去に公開されたものです。

最終更新:10/22(火) 12:21
ベネッセ 教育情報サイト

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