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熾烈なJ1残留争い。9クラブが勝ち点差「6」の大混戦…どこが生き残り、どこが転落するのか

10/22(火) 12:04配信

GOAL

 残すところ5試合のみとなった2019シーズンの明治安田生命J1リーグは、近年まれに見る混戦模様で終盤戦に突入した。特に残留争いは18クラブの半数がわずかなポイント差でひしめき合う大混戦となっている。果たしてどこが生き残り、どこが転落するのか。より一層の注目が集まるJ1残留争いを展望していく。

9位から降格圏まで勝ち点差はわずか「6」

 29試合を終えたJ1は、残すところは11月と12月初旬に行われる5試合のみとなった。29節終了時点で残留を決めているのは、6位の川崎F(勝ち点48)以上の6チームだが、7位大分(同43)と8位札幌(同40)も、平均的な残留ラインとされる40ポイントに到達しており、残り試合で全敗でもしない限りは、残留はほぼ手中に収めたものと言える。

 一方で9位のG大阪から17位松本までの勝ち点差はわずか「6」と史上まれに見る混戦模様となっている。29節終了時にはG大阪から13位清水までの5チームが勝ち点35で並び、わずかな差で14位名古屋(同33)、15位鳥栖(同32)、16位湘南(同31)、17位松本(同29)、そして最下位の磐田(同22)が続いている。

 まず、9位G大阪は5試合中4試合が残留を争うチームとの直接対決を控えており、厳しい戦いが続く見込みだ。最終節の浦和戦までに残留を確定できていれば御の字だが、引き分けの多さが目立つだけに、勝ち点をいかに積み上げるかが、ポイントとなりそうだ。

 とりわけ、前節の川崎F戦では宇佐美貴史やアデミウソンを欠きながらも、2トップの一角に小野瀬康介を起用した采配が奏功。ドローで終えたものの、貴重な1ポイントを奪っている。ここにきて10番・倉田秋の負傷離脱は痛手だが、新戦力のマルケル・スサエタも徐々にチームにフィット。総力で残り5試合を戦い抜く覚悟だ。

 10位神戸は上位陣との2試合(C大阪、鹿島)に加えて残留を争う3クラブ(仙台、名古屋、磐田)との対戦を控える。夏の補強が成功し、一時は好転の兆しを見せていたが、直近2試合は上位相手に2連敗中。2試合で9失点を喫するなど守備に綻びが見えている。久しぶりに戦列復帰したルーカス・ポドルスキの存在が、攻撃陣にどんなアクセントをもたらすのか。10番の復活はヴィッセル残留のカギを握ることになりそうだ。

 11位の仙台は、ここから3試合で神戸、清水、G大阪との直接対決に臨む。ここでライバルをしっかり叩くことができれば、残留への道は拓けてくるだろう。一方でこの3試合で多くの勝ち点を落とすようなことがあれば、ラスト2試合(大分、広島)で苦しい戦いを強いられることになりそう。出場停止明けのシマオ・マテが前節の名古屋戦で抜群の安定感を見せたことを考えれば、このモザンビーク代表DFの存在は、仙台の命運を握ると言っても過言ではない。

 そして、準決勝に進出したACLとは裏腹に、リーグ戦で苦しみ続ける12位浦和も残留争いに巻き込まれている。浦和は他チームとは対照的に、鹿島、広島、川崎F、FC東京といった上位陣との対戦が控える。優勝を争うクラブの自力が勝るのか、それとも浦和の残留へ対する執念が実を結ぶか。大槻毅体制となり16試合でわずか4勝と勝ち星が伸びない現状をいかに打破するのか、注目が集まる。

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最終更新:10/22(火) 12:04
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