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4人で21役!! 多重役柄は演技している自分たちをパニックにさせる テーマは「脳」劇団俳優座の舞台「インコグニート」

10/22(火) 21:14配信

中日スポーツ

 劇団俳優座の舞台「インコグニート」が11月12日、東京・六本木の俳優座で開幕する。21人の登場人物を4人で演技するという、英国の若手注目の劇作家・ニック・ペインの作品で、国内初上演。実在の人物・出来事をモチーフに「脳」を軸に科学と演劇の融合を図った目まぐるしくも挑戦的な舞台となりそうだ。

 演じるのは、安藤みどり(45)、志村史人(44)、保亜美(35)、野々山貴之(34)の4人。演じる役は21人。野々山は最多の6人を演じる。

 舞台は、アインシュタインの没後、解剖した脳を持ち出した病理学者、脳手術を受け、記憶障害に陥った患者など3つのエピソード、計31場面が展開される。次々に新たな登場人物が登場、背負った運命を舞台でつづっていく。

 安藤は「役柄をまとうつもりで演じる不思議な感覚。アスリート的でもあります」と稽古を重ねた印象を説明。野々山は「『脳』がテーマですが、演技している自分が“幻覚”でパニックになりそう。意識的か無意識か感覚が変な感じ」と、異例の多重役柄の驚きを語った。

 「舞台をじっくり見ていただくと、追っかけきれず、頭の中で整理できない状況になると思います。でも逆にそこを楽しんでほしい。どんな見方をしてもらったか、自分たちも関心があります」と話したのは志村。「役柄が多いので、一人一役の稽古と比べ、非常に長く感じられます」とも。

 インコグニートの意味は「匿名」。4役の保は「家族、恋人など多様な人間同士がぶつかり合っていく展開をそれぞれの脳で考えてもらえれば。正解はありません」と、強調した。

 公演は11月24日まで。時間、料金など詳細は劇団俳優座HPまで。

最終更新:10/22(火) 21:14
中日スポーツ

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