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家庭用にもマイクロLED、サムスンとソニーが販売開始

10/22(火) 12:15配信

LIMO

 現在、薄型テレビ市場で各社が最もハイエンドな機種に位置づけているのが、有機ELテレビだ。有機ELテレビに搭載されている有機ELディスプレーは、韓国のLGディスプレー(LGD)が世界で唯一量産しており、これを世界中のテレビメーカーに供給している。バックライトを要する液晶テレビと異なり、有機ELは自発光のディスプレーであるため深い黒を表現することができ(コントラストが高い)、液晶よりも応答速度が速いため、スポーツなど動きの激しい映像でもスムーズに表示できる。

 一方で、この「有機ELの次世代」を狙い、新しいディスプレー技術が商品化の時を迎えている。それが「マイクロLEDテレビ」だ。LED(発光ダイオード)という「光る半導体」を基板上に並べて画素に用いたもので、有機ELよりも寿命が長く、輝度も高く、消費電力を少なくできると期待されている。

 低コストの量産技術が確立されていないため、まだ驚くほど高価だが、2019年5月に開催された世界最大のディスプレー学会「SID(the Society for Information Display)」では、アップルのApple Watch Series 4用「LTPO有機ELディスプレー」とともに、韓国サムスンのモジュラーマイクロLEDディスプレー「The Wall」と、ソニーの超大型マイクロLEDディスプレー「Crystal LED Display System」がDisplay of the Yearに選ばれるなど、その技術と将来性に高い評価が与えられている。

サムスンはサイズラインアップ拡充へ

 サムスンが初めてマイクロLEDディスプレーを披露したのが、18年1月に米ラスベガスで開催された世界最大の家電見本市「CES2018」だ。146インチの4KマイクロLEDテレビ「The Wall」を初公開し、「世界初のコンシューマー用モジュラーテレビ」として紹介した。また、19年1月の「CES2019」では、家庭用テレビサイズとして初めて4Kの75インチを実現したほか、6Kで219インチのThe Wallも公開した。

 現在は、商業用のB2B製品として「The Wall Professional」、そして19年6月には家庭用ホームシネマ市場を狙った「The Wall Luxury」として商品化しており、20年には家庭用の大型製品までラインアップを増やす計画だ。

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最終更新:10/22(火) 14:20
LIMO

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