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ラグビーW杯8強で終焉…いま明かされる“桜の勇者”たちの全内幕

10/23(水) 15:00配信

日刊ゲンダイDIGITAL

東京、浜松で寿司屋にズラリ

「ヒゲ面で小柄な男の人が大きな男性2人を連れてやってきた。ああ田中だ、と気づいて驚きました」(居合わせた客)

 日本がサモアを倒して3連勝し、強敵スコットランド戦を目前に控えたある日、東京の宿舎から程近い某すしチェーン店で、SH田中史朗、CTB中村亮士、PR具智元の3人が仲良く、にぎりや巻き物をつまんだという。

「エディー・ジョーンズHC(現イングランド代表HC)時代には考えられないことです」とは、ラグビーに詳しいスポーツライター。

「エディーは管理主義。宿舎内の服装や靴の並べ方まで注文を付けた。しかし、ジェイミー・ジョセフHCは自主性を重んじ、グラウンド外のことには口を出さない。選手は週に3~4日は外食していた。静岡遠征中も、流大やツイ・ヘンドリックら帝京大出身メンバーが浜松駅前のビルにあるすし屋に集結。いくら国内とはいえ、大会期間中は生モノは避けるべきという意見もありましたが、コンビニでスナック菓子を両手いっぱい買い込む選手、スタバでクリームたっぷりの甘いコーヒーを飲んでいる選手もいた。試合前日でも選手宿舎に選手の家族がウロウロしていた。自由なムードが漂っていました」

 日本は31人中15人が外国出身選手でかつ、ポジション別で固まりがち。ジョセフHCはリーチらリーダー格の選手に対し、週に1度は複数の選手と食事を取るなど、“飲みニケーション”を図るよう推奨していたという。

「もっとも、ジェイミーは自主性にかまけて怠けるような選手はバッサリ切るから、選手もいい緊張感を保っていました」(前出のライター)

1日の手当ては野球の7分の1

「前回の日当は額面で3000円。10%の税金などが引かれて、手取りは2000円ちょっと。それと比べたらよくなりましたけど……」

 ラグビー日本代表のある選手は、こう言って苦笑いを浮かべたという。

 大会期間中ジョセフHCが「代表選手の日当は(額面で)100ドル(約1万円)。他国と比べてほしい。日本は報酬のためには戦っていない」と選手の日当を暴露して、波紋を呼んだ。

 日当は、年間240日に及んだ合宿期間中と、テストマッチ期間中にも支払われ、年間300万円程度になる。たしかに以前と比べれば待遇は上がった。

「いやいや、ジェイミー体制になって、240日間の合宿費用などかなりのカネを使った」と協会関係者は苦笑いを浮かべるのだが、選手に近い関係者はこう明かす。

「出場給は明らかにされていませんが、ジェイミーの口ぶりからいって支給されていないはずです。ベスト8進出で1人あたり100万円の報奨金はゲットしましたが、例えばオーストラリアは1試合あたりの出場給が最低1万ドル(約100万円)。待遇改善の余地はある」

 人気スポーツである野球の世界大会・WBCでは、大会主催者による勝利ボーナス以外に、日本野球機構(NPB)から1カ月で約200万円の手当が支給され、主催者からは1日100ドル(約1万円)のミールマネーも出る。故障時の損害保険も手厚い。1カ月間だけを見ると「230万円対30万円」。7分の1以下だ。

 ティア1の強豪国より恵まれていないものの、日本よりさらに「劣る国」もある。

 例えば、予選ラウンドで対戦したサモアは、同国ラグビー協会が慢性的に数千万円の負債を抱え、17年に破産。国際統括団体「ワールドラグビー」から資金援助を受け、何とか出場にこぎ着けた。

「トンガは13日に花園での米国戦後、台風で飛行機が欠航して身動きが取れなくなった。新幹線なら移動できたが、交通費は自腹になる。余計なカネを使えないと、代替便が来るまで何時間も待機していました」(ラグビー関係者)

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最終更新:10/23(水) 15:00
日刊ゲンダイDIGITAL

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