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金剛山の施設撤去指示 北の思惑は? =韓国政府に戸惑いも

10/23(水) 13:36配信

聯合ニュース

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が南北協力の象徴の一つ、景勝地・金剛山の観光事業を批判し、韓国側施設の撤去を指示したと報じられたことから、韓国政府は北朝鮮の思惑の把握に努めているようだ。

 政府当局者は23日、金委員長の発言に対する直接のコメントは控え、「(北朝鮮メディアの)報道による内容のため、まずは状況を把握する必要がありそうだ」と述べた。南北首脳が昨年9月に署名した平壌共同宣言には「条件が整い次第、金剛山観光事業を正常化する」と盛り込まれている。北朝鮮が同宣言を翻そうとしているのかとの問いには「翻すというには早い。金剛山観光は南北協力事業であり、(韓国)政府としては共同宣言を履行する立場で対処するだろう」と答えた。

 別の政府関係者は「北と直接接触して状況を把握すべき状況か」との質問に、「どのような方法であれ、具体的な事実関係は確認してみなければならないだろう」と慎重な口ぶりだった。

 金委員長の予想外の「強硬発言」に戸惑う様子もうかがえる。ある政府関係者は「重要な事案と思われる。どのようなメッセージを内包するかは見てみなければならないだろう」とした。

 一方で、「報道内容の行間を読むと、一方的に撤去するという意味ではないようにみえる」として、対話の余地に注目する当局者もいる。北朝鮮メディアの報道によると、金委員長は「見ただけで気分が悪くなるみすぼらしい南(韓国)側施設を南側の関係部門と合意してすべて取り除く」としながら、「金剛山に南側の同胞たちが来るというならいつでも歓迎する」とも述べている。この当局者は政府の対応に関しては「議論して決定することになるだろう」と答えた。

最終更新:10/23(水) 13:49
聯合ニュース

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