ここから本文です

【巨人】空回り3連敗…坂本勇「僕らの意地も見せたい」

10/23(水) 6:05配信

スポーツ報知

◆SMBC日本シリーズ2019 第3戦 巨人2―6ソフトバンク(22日・東京ドーム)

 巨人が崖っ縁に追い込まれた。東京Dに舞台を移したソフトバンクとの「SMBC日本シリーズ2019」第3戦は、亀井がシリーズ史上初となる初回先頭打者弾を含む1試合2発をマーク。4回に投入されたルーキーの戸郷が、自身の失策でピンチを広げるなど4失点し、逃げきられた。過去3度しかない3連敗4連勝へ、23日の第4戦(東京D)の先発は菅野。エースよ、巨人を救ってくれ!

 後がなくなった。3タテを食らい、崖っ縁に立たされた。原監督は最後まで、自分を信じ抜くことを求めた。「本人たちは懸命に(普段とは)違った環境の中で、もがきながらプレーしてる。そのスタイルは全く変える必要はない」。全てを糧に、修正を重ねる。それが成長、現状打破への唯一の方策だった。

 2―2で迎えた4回、3番手で登板したのは高卒新人の戸郷。この日、シリーズ初めてベンチに入った右腕に、与えられた役割は“第2先発”だった。首脳陣は戦前から高橋、戸郷のルーキーズの力を合わせ、試合を作る算段だった。

 だが、これが大舞台の重圧か。強心臓ルーキーも、のみ込まれた。1死一、二塁から、バンデンハークのバントを自ら三塁へ悪送球して傷口を広げると、長谷川勇の犠飛で勝ち越しを許す。今宮の内野安打を挟んで、柳田に押し出し四球、デスパイネの2点打と一気に4失点。「思い描いてたリレーではあったんだけどね。結果的になかなか自分の投球ができなかったね」。原監督も悔しがった。

 とはいえ、それ以上に苦しんでいるのは、原監督が「なかなかジャイアンツらしさというか、ジャイアンツのよさが出きってない」と顔をしかめる打線だ。亀井がソロ2発を放ったが、得点はそれだけ。13三振はシリーズで1試合最多タイ記録となった。

 やはり深刻なのは「サカマル」だ。坂本は今シリーズ11打数1安打、丸は同じく9打数無安打。今季の巨人は、原監督の肝いりプランとして2番・坂本、3番・丸がセ投手陣を打ち倒してきた。この2人に頼り切るわけではないが、それでもサカマルが機能しなければ巨人打線ではない。主将は「僕らの意地も見せたい。いい投手が多いですが、1打席でも早く修正して、明日は頑張って打ちます」と雪辱を誓った。

 終わった試合を振り返っても、仕方がない。負けたら終戦となる第4戦。先発は菅野。9月15日の阪神戦(東京D)以来1か月ぶりの1軍マウンドとなるが、腰痛による離脱から懸命の調整でこの大一番に間に合わせてくれたその責任感に全てを託したい。

 過去、引き分けを挟んだケースも含めた3連敗は18度あり、そこからの逆転日本一は3度のみ。最近では平成初の日本Sとなった89年、近鉄に3連敗をした後、4連勝で巻き返したのが巨人だ。令和初の頂上決戦。エース、主将、そして優勝請負人。巨人の顔と言える3人が、30年ぶりとなる奇跡への足がかりを作ると信じている。阿部と戦える最後のシリーズ。G党に希望の1勝を与えてくれ。(西村 茂展)

 ◆原監督選手時代の逆転4連勝

 ▽1989年・対近鉄

 原が開幕から18打席連続ノーヒット。第1戦は4番だったが、第2戦で5番、第3、4戦は7番に打順降格。第5戦では4番・クロマティが敬遠されたが、5番・原が意地の満塁本塁打で高々と両手を突き上げた。第7戦でも2ランを打ち、0勝3敗からの大逆転日本一。

最終更新:10/24(木) 21:52
スポーツ報知

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ