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屋久島町の子どもたちの詩のコンクール 「オリオン三星賞」授賞式

10/23(水) 13:57配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 屋久島と口永良部島の小中高校生を対象とした詩のコンクール「オリオン三星賞」の授賞式が10月19日、屋久島町役場本庁舎(屋久島町小瀬田)で開催された。(屋久島経済新聞)

詩集「星座」の装丁は、屋久島の事務所「niid design(ニドデザイン)」が担当

 今年で14回を重ねるこのコンクールは、屋久島に暮らし、2001(平成13)年にこの世を去った詩人・山尾三省の業績を記念して創設された。島内外の山尾三省ゆかりの人々や読者によって運営される「山尾三省記念会」が、屋久島町の助成を受けて毎年開いている。

 小学校低学年、高学年、中学生、高校生の各分野から最優秀作1点、優秀作2点、佳作5点ほどが選ばれ表彰されるほか、2次審査を通過した全作品は詩集「星座」に収められる。今年は1004点の応募の中から、75点が2次審査を通過、32点が入賞した。

 受賞者は、表彰状と副賞を受け取った後、それぞれ自作の詩を朗読。小さな詩人たちの生の声に、参列者は熱心に聞き入った。

 受賞作には、山尾三省が愛した屋久島の自然を感じさせる詩も多い。小学校低学年の最優秀作安房小学校3年の坂本俐一さんの「海」は、波と触れ合う喜びを表現した。

 「砂浜にうちよせる波を見ているのが好き/砂浜にあがった形がおもしろい/ぷくぷくぷくと/しゅわしゅわしゅわと/砂浜に食べられているみたい/白いあわをはき/また帰っていく/波打ちぎわに足をつける/さらさらさらと/足をマッサージ/足うらをくすぐりながらながれていく/つめたさがここちよい/がまんできなくなって/海に体をまかせたよ/波にのってよせたり引いたり/木の葉のようにただよった/ぼくが海になった/うれしくなった」

 審査委員長の長井三郎さんは講評で、「これからも詩を書き続けてほしい。皆さんには、詩という形で自分を表現する才能があるということが証明されたのだから」と受賞者を激励した。

 詩集「星座」(550円)は、長井さんの営む民宿「晴耕雨読」(屋久島町宮之浦)や「椿(つばき)商店」(屋久島町宮之浦)、「一湊珈琲(コーヒー)焙煎(ばいせん)所」(屋久島町宮之浦)で販売している。

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最終更新:10/23(水) 13:57
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