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2カ月早く?インフル流行 今年は早めのワクチン接種を

10/23(水) 12:01配信

Medical Note

冬に流行する病気と言えば最初に何を思い浮かべるでしょうか。毎年必ず流行して、多くの人が発症するインフルエンザは最も有名な「冬の感染症」だと思います。発症すると高熱が出て、全身の倦怠(けんたい)感が強く、普段健康な人であってもインフルエンザはとてもつらいものです。現在は治療薬が何種類か出ていますが、できればしっかりと予防をして、発症を未然に防ぐに越したことはありません。発症予防は本人だけのためではなく、周りにいる家族、同僚、同級生などにインフルエンザをうつしてしまうことを防ぐためでもあります。今回は、今年は流行が早まりそうな気配のあるインフルエンザウイルスを取り上げたいと思います。【藤沢市民病院臨床検査科・清水博之/メディカルノートNEWS & JOURNAL】

◇インフルエンザを発症した4歳男児

幼稚園にいつも元気に通っている4歳のAくん。10月に入って朝晩肌寒い日が多くなったある日、急に38℃台の発熱とせきが出始めました。水分はある程度飲めていたので様子を見ていましたが、翌日になっても高熱が持続していました。お母さんは最近見ていたテレビのニュースで「今年はインフルエンザがすでに増え始めています」と言っていたことを思い出して、心配になり小児科を受診しました。

小児科の先生に尋ねてみたところ、やはりインフルエンザの患者さんが少しずつ出始めているとのことでした。Aくんは喉の奥が赤く腫れていて、顔を赤らめてぐったりした印象です。インフルエンザの症状に似ていることから、綿棒を鼻の穴の奥に入れて検査をしたところ、インフルエンザA型が陽性になりました。

発熱の原因がインフルエンザウイルスと判明したので、抗インフルエンザ薬を処方されました。その後は速やかに熱も下がり、食欲も改善。幼稚園の登園停止日数が過ぎたため、Aくんは再び元気に幼稚園に通い始めました。

お母さんは毎年きちんと、家族全員でインフルエンザワクチンを接種していました。今シーズンもそろそろ接種の予約を取ろうかと思っていたのですが、流行が早まっていたために、間に合いませんでした。

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最終更新:10/23(水) 12:01
Medical Note

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