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【ラグビーW杯】最後までONE TEAMのラグビー日本代表、継続の重要性を実感

10/23(水) 17:00配信

テレビ東京スポーツ

 勝つチーム、成功するチームには一体感がある。

多くのチームスポーツでよく言われることだが、ラグビー日本代表もそれを今回のラグビーワールドカップ2019で体現した。自国開催となった4年に一度のラグビー界最高峰の大会で目標としていた初のベスト8進出を達成した日本代表は、最後までONE TEAM(ワンチーム)の結束を示していた。

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 南アフリカに敗れて大会敗退が決まった準々決勝から一夜明けた10月21日、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチとともに大会メンバー31人が揃って臨んだ総括会見は、和気あいあいとした雰囲気に包まれていた。

 主将を務めたFLリーチマイケル選手(東芝)が「ジェイミーとリーダーグループでONE TEAMを作ったことで、ベスト8達成できた」と指摘し、SO田村優選手(キヤノン)も、「この大会を通じて、みんなが入りたいと思い、全力を尽くせるチームになってきた。目標を立てて有言実行するチームはなかなかない。誇りに思う」と語った。

 4大会連続出場したLOトンプソンルーク選手(近鉄)は「この1ヵ月でラグビーが国民に認知されたと思う。多くの子どもたちにラグビーを始めてもらいたいし、引き続きラグビーを応援してほしい。それが更なる発展につながると思う」と言葉に力を込めた。

 また、HO北出卓也選手(サントリー)は「試合には出られなかったが、『北出丼』*をいっぱい作って貢献させてもらった」と胸を張り、チームメイトの温かい笑いと拍手を誘うと、隣に座っていたHO堀江翔太選手(パナソニック)は納得の表情で頷いた。

 その中で、チームの一体感を改めて浮き上がらせたのが、選手たちが大会中の日本代表のベストプレーを訊かれた時だった。

 CTB中村亮土選手(サントリ―)は、試合出場機会はなかったが、各試合でウォーターボーイを務めてコーチ陣の指示を的確に伝えたFL徳永祥尭選手(東芝)の果たした役割を「ベストプレー」と称賛。試合へ向けた準備段階でも相手選手の特長を掴んで練習相手になるなど、控えメンバーの「準備やサポートは非常に助かった」と感謝を口にした。

 その中村選手が初戦のロシア戦で見せた、WTB松島幸太朗選手(サントリー)のトライをお膳建てしたオフロードパスをベストプレーに選んだのが、CTBラファエレティモシー選手(神戸製鋼)だ。

 中村選手は前半終了直前、相手に捕まりながらアウトサイドのWTB松島幸太朗選手(サントリー)へつなぎ、逆転トライをお膳建てした。「すごくいいオフロードパスでしたね」と振り返った。

 FLピーター・ラブスカフニ選手(クボタ)は、PR稲垣啓太選手(パナソニック)がスコットランド戦の26分に決めたトライを選択。22メートルライン付近のラックから、相手のタックルを受けながらも田村選手―堀江選手―LOジェームズ・ムーア選手(宗像サニックス)―FBウィリアム・トゥポウ選手(コカ・コーラ)とつなぎ、最後にフォローに入っていた稲垣選手がパスを受けてポストの間に飛び込んだ。

 代表7年目での初トライに、PR中島イシレリ選手(神戸製鋼)らベンチに控える選手たちが飛び上がって喜び、プレーだけでなく、気持ちの面でもチームが一つになっていることをよく示す場面となっていた。

 「ガッキー(稲垣選手)のトライはチームでのファイトを示す、いいフィニッシュだった。今大会を象徴するものだ」と、大会中2試合でゲームキャプテンも務めたラブスカフニ選手は言った。

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最終更新:10/23(水) 17:08
テレビ東京スポーツ

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