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人はなぜ虫を食べるのか? 昆虫食ショップの店長に聞く

10/23(水) 12:02配信

テレ東プラス

たんぱく質が豊富で、食糧問題の解決策としても注目されている昆虫食。日本の食文化にはあまり根付いていないが、世界を見渡せば日常的に食べられている地域も多い。

飽食時代といわれる今、あえて今の日本で昆虫を食べる必要はない。しかし、居酒屋などには昆虫メニューを置く店もあれば、コオロギで出汁をとったラーメンに行列ができることもある。物珍しさなのか、罰ゲームなのか......はたまた、昆虫って実は美味しいのか? 昆虫食ショップ「TAKEO」の三浦みち子店長に、その魅力を聞いてみた。

昆虫は楽しさにあふれた食のラストフロンティア

──率直に聞きたいのですが、昆虫食の魅力とは何なのでしょうか?

「やはり“楽しさ“ではないでしょうか。最近では食事ってただ美味しいだけでなく、インスタ映えなど、一種のエンターテイメントのような体験が求められていますよね。日本では食材として昆虫に触れる機会がないので、目新しさは大きいのではないでしょうか」

──和洋中さまざまな料理に食べ飽きた人でも、昆虫食には未知の体験があると。

「昔食べたことがあるという人も、恐らく佃煮が多いのではないでしょうか。日本では昆虫といえば長く保存食という位置づけでしたが、最近では昆虫をどうやって美味しく食べるかが考えられるようになりつつあります。とはいえ、まだまだ調理法も開拓しきれていないので、未知の体験がまだまだ残されている分野だと思います」

──子供が夏休みの自由研究として、昆虫を食べに来たこともあったそうですね。

「やっぱり、子供は好奇心の塊ですから、興味があるようですね。そういう興味本位という部分では、最近では大人の方もテレビなどで昆虫食を知って、食べてみたいと思われる方が増えているようです。爬虫類などのペットにエサとして虫をあげている方が、同じものを食べてみたいと来られることも多いですね」

──三浦店長自身は、昆虫食のどこに魅力を感じていますか?

「個人的には驚きですかね。『これって食べられるんだ』という発見です。例えば、『日本では昔ゲンゴロウが食べられていた』と聞いた時にはビックリしました。今の街中には森がないので、なかなか昆虫を見る機会がありませんが、昔は田んぼなどで普通に採られていたそうです」

──春に潮干狩りに行くような感じで、昔はいろいろな虫を採って食べていたという。

「同じ感覚だったんでしょうね。ただ、最近では農薬を使うようになったので、あまり数を見なくなり、採るのも大変になってしまいました」

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最終更新:10/23(水) 12:02
テレ東プラス

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