ここから本文です

ビリギャルの著者が語る 自分で気づく「才能の正体」の方法とは?

10/23(水) 17:08配信

ベネッセ 教育情報サイト

子どもたちが持っている「才能の芽」を伸ばすために、保護者にできることはなんでしょうか。
『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話』(『ビリギャル』)や『才能の正体』の著者で塾講師・起業家の坪田信貴さんに、子どもたちが「自分で気づく」ことで成長を促す「中立的フィードバック」についてうかがいました。

「指導」されると「イラっとする」のは自然なこと

意外なようですが、一般に「指導」や「教育」というものは、しばしば相手の悪感情を引き起こす性質があります。
たとえば行きつけのスーパーの駐車場に、いつもの入り口から入ろうとしたところ、警備員さんに「今、この入り口は工事中なので、反対側に回ってください」と言われたとしたらどうでしょう。警備員さんはお客のために正しい「指導」をしているのですが、それでもちょっとイラっとするのではないでしょうか。

いつもどおりの行動を拒否されると、腹が立つのは自然なことです。指導や教育には、相手との信頼関係がないと、指導される側が「攻撃されている」と感じてしまう、という性質があるのです。
指導する側は「あなたのためを思って」指導しているために、感謝してほしいと思いがちです。しかし、指導される側は、自分の「したいこと」や「やり方」を拒否されたように感じてしまうもの。指導する側とされる側にはいつも大きなズレがあります。

鏡のように事実だけを伝える「中立的フィードバック」

一方、人間には、フィードバックを受けて自分の状態を知ると、自分でより良くなろうとする性質があります。
たとえば、鏡を見ているとき、顔にゴミがついていたら取りますし、寝癖がついていたら直したくなりますよね。人は鏡を見ているときは、自然に「自分のいちばんいい顔」をしているものです。ところが、鏡が感情を持っていて「今日の髪型、変だよ」「しわがふえたね」などと主観的な意見を言ったとしたら腹が立つのではないでしょうか。

では、子どもがテストで30点を取ってきたときはどのように言えばいいのでしょうか。「どうしてこんな点数なの?」「全然勉強してないじゃない!」などと感情を入れずに、単に「30点だったんだね」といえばいい。子どもの姿勢が悪くて前かがみなのが気になっていたら、「姿勢が悪い! 目が悪くなるよ!」などといわず「背中が曲がってるよ」とだけ伝えればいいのです。
鏡のように、客観的・中立的な事実だけを根気よくフィードバックしていくと、相手は自然により良くなろうとし、そのための方法を探し始めます。

1/3ページ

最終更新:10/23(水) 17:08
ベネッセ 教育情報サイト

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事