ここから本文です

誰も教えてくれなかった。30代での離婚

10/23(水) 10:33配信

ハフポスト日本版

※この記事はアメリカ在住のライターによるブログの為、離婚に関する手続きや費用、期間などは日本とは異なりますのでご了承ください。

離婚を切り出したあの夜、他人の反応なんて気にしていなかった。離婚への偏見や、2年にも満たなかった短い結婚生活について考えもしなかった。唯一頭にあったのは「私は変わってしまった」ということだけ。

ゆっくりと、時間が経つにつれ、私たちの価値観はズレていった。誰が何かしたわけでもない。ただ、私が約10年前に彼と出会った頃とは違う人間になってしまっただけの話。彼を傷つけてしまった自分への嫌悪感に苛まれながらも、もう彼を愛してはいなかった。何というか...もうおしまいだった。

過酷な道のりの始まり。まずは膨大な書類

離婚そのものに関して言えば、手順は他の事柄と変わらず、まずはGoogleで検索すれば良いと思った。子どもはいないし家も賃貸、銀行口座だってほとんど共有していなかった。そう難しいはずはない、と思った。

しかし、私が調べて辿り着いた現実は血の気の引くようなもので、「どんなにシンプルな状況下でさえ、離婚は人生において最も複雑な出来事の1つ」というものだった。中には約150ドル(1万6,000円)で離婚の流れを説明するサービスを提供しているサイトや、 約1500ドル(16万円)で離婚を手際良く済ませることを保証しているものもあった。

しかも、この金額は弁護士を雇わない場合に限ったもので、住んでいる州や離婚する両者の関係によって、多くの場合は弁護士を雇うことになる。調べてみた結果、 離婚にかかる費用の平均は一人当たり約15000ドル(160万円)。しかし弁護士を雇うお金や裁判費用、その他の分野の専門家や不動産鑑定、税務アドバイザーや親権を巡る審査 など、掛かり得る費用は計りしれない。

そんな大金を払う気は無かったので、約1万6000円程度のサービスを選んだ。必要書類の記入のみを担うサービスで、書類の申請までしてくれるわけではない。額が額なら対応も対応というわけだ。

私のような「かわいいレベルの離婚」でさえ、それは過酷な道のりだ。いくつもの段階があり、多くの書類や証明、裁判所とのやりとり、そして時間が必要だ。カリフォルニア州では、相手の署名をもらった書類を提出して離婚が成立するまで6カ月かかるが、弁護士を雇ったり、調停や仲裁裁判がある場合、3~4年かかることもある。(詳しく知りたい場合はこちらのオリジナル記事を参照。日本の場合は手続きや費用は異なります)

1/3ページ

最終更新:10/23(水) 10:33
ハフポスト日本版

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事