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FATF、BISに続いてステーブルコインを「グローバルリスク」と指摘

10/23(水) 6:00配信

CoinDesk Japan

ステーブルコインはマネーロンダリングおよびテロリストへの資金供与のリスクを世界にもたらす。マネーロンダリング対策を議論する国際組織「金融活動作業部会(FATF)」は10月18日(現地時間)に述べた。

FATFは直近の会議の後に公表された書類の中で、仮想通貨を「大きな戦略的取り組み」と呼び、その価値が法定通貨に連動されている仮想通貨は特に大きな影響を持つ可能性があると述べた。

発表資料によると、205の法域から集まった約800人の代表者は10月16日から10月18日にかけて、FATFが取り扱うさまざまな問題を議論するために集まった。FATFは2019年は中国の劉向民(Xiangmin Liu)氏がトップを務めており、仮想通貨関連の懸念が議論の中心となった。

発表資料は仮想通貨を幅広く取り扱っているが、ステーブルコインに複数回言及した。

「いわゆるグローバル『ステーブルコイン』などの新興資産や、提案されているグローバルなネットワークとプラットフォームは、暗号資産エコシステムに変化をもたらす可能性があり、マネーロンダリングとテロリストへの資金供与のリスクに影響を及ぼしかねない。2つの懸念がある。暗号資産のマスマーケットへの普及、および個人間での移動の普及、そこには規制を受けた仲介業者は必要なくなる。これらの変化はともに、マネーロンダリングとテロリストへの資金供与を検知し、防止する我々の能力に深刻な影響を与える可能性がある」

「『ステーブルコイン』と他の新興資産がもたらすマネーロンダリングのリスク(Money laundering risks from ‘stablecoins’ and other emerging assets)」と題された2つ目の文書は、FATFはステーブルコインの特徴と想定されるリスクの検証を続け、この仮想通貨クラスによりうまく対応するために仮想通貨ガイダンスをさらに明確にする、もしくは更新する可能性があると記した。

「FATFはその基準の適切性と即応性を確保し続け、グローバル『ステーブルコイン』と他の新興資産のリスクについて2020年のG20財務相・中央銀行総裁会議に対して報告を行う」

FATFによる警告は、ステーブルコインは金融政策、金融安定、そして競争にとって大きな脅威になりつつあるとした主要7カ国(G7)と国際決済銀行(BIS)による報告書に続く形となった。

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最終更新:10/23(水) 6:00
CoinDesk Japan

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