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「ステーブルコインは証券」──米議員が法案を提出

10/23(水) 17:00配信

CoinDesk Japan

議会はステーブルコインを証券とみなす法案を検討するかもしれない。ステーブルコインとは、その価値が法定通貨もしくは他の資産に裏付けられた仮想通貨のことだ。

2019年10月22日(現地時間)、シルビア・ガルシア(Sylvia Garcia)下院議員はステーブルコインを1933年証券法(Securities Act of 1933)のもとで規制するための法案を下院金融サービス委員会に提出した。規制上の指針を欠くとされる領域に明確さをもたらすことがその狙い。

法案は次のように記している。

「こうしたデジタル資産の市場価値は、全体あるいは重要な部分において、直接的あるいは間接的に、1人あるいは複数人が保有あるいは指定あるいは管理するデジタル資産を含む資産のプールあるいはバスケットの価値を参照することで決まる」

提出された法案はフェイスブック(Facebook)が主導する仮想通貨「リブラ(Libra)」に対応したもののようだ。リブラは複数の法定通貨からなるバスケットに裏付けられたステーブルコインとなるよう設計されている。

議員らはフェイスブックとそのパートナーに、プロジェクトとそのガバナンスに関する規制上の疑問が解決されるまで、リブラをローンチしないこと、実際には、すべての開発を完全に停止することを求めた。

フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)CEOは10月23日に下院委員会で証言する予定。

法案が成立すると、SEC(証券取引委員会)にすべてのステーブルコインとその発行者への管轄権が与えられる。

だが法案の提出はその成立を意味するわけではない。まず最初に委員会での投票を経て、下院を通過し、上院で取り上げられて可決され、アメリカ大統領のサインを得る必要がある。現時点では、法案がどのような支持を得ているのか分からない。

だが、商品先物取引委員会(CFTC)の元議長、ゲーリー・ゲンスラー(Gary Gensler)氏は、リブラはすでに証券に似ていると考えており、7月に下院金融サービス委員会でリブラはSECの管轄である上場投資信託(ETF)に似ていると証言した。

法案はマイケル・サン・ニコラス(Michael San Nicolas )下院議員の別の草案と合わせて提出されている。ニコラス議員の草案では、発行者もしくは関係する幹部が管理するステーブルコインで報酬を受けている場合には、発行者による国内の証券取引所への証券の上場を禁じている。

翻訳:下和田 里咲 | 編集:増田隆幸 | 写真:U.S. Congress image via Shutterstock | 原文:US Lawmaker Introduces Bill Classifying Stablecoins as Securities

CoinDesk Japan 編集部

最終更新:11/12(火) 17:46
CoinDesk Japan

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