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トヨタeパレット 東京オリンピック・パラリンピック、選手村を走るEV

10/23(水) 14:00配信

AUTOCAR JAPAN

乗員20名 低速自動運転EV

photo: Keisuke Maeda(前田恵介)

トヨタが、東京オリンピック・パラリンピックに提供する、選手村の巡回EVを発表した。2018年のCESで発表されたコンセプト・モデル、「eパレット(e-Palette)」が、東京2020仕様として実用化される。

【写真】トヨタeパレット・東京2020仕様 (37枚)

乗員20名という「eパレット・東京2020仕様」は、全長5255×全幅2065×全高2760mmというサイズで、ホイールベースは4000mmに達する。その実車を撮影してきたので、写真をご紹介しよう。

東京2020仕様とは

東京2020仕様の特徴は、車椅子を使う方が4名同時に乗れること。タイヤを四隅に配置し、広い室内空間を実現したことで、車椅子ユーザー4名が乗降するときの動線が重ならない。


「eパレット・東京2020仕様」は、オリンピック・パラリンピック期間中に、選手村を自動運転で巡回するように設計されている。このため、車両をバス停から最小限のクリアランスで停車できるうえ、車椅子でもスムーズに乗り降りできるように電動スロープが展開する。

周囲360°を見守る

自動運転システムは、制御ハード/ソフト、カメラ、LiDARなどのセンサーを活用し、高精度3Dマップと運行管理により低速自動運転を行う。SAEのレベル4に相当する自動運転機能を有するが、選手村で運用する際は、オペレーター1名が搭乗。

万一の場合に備えて、手動運転を行うためのジョイスティックも用意されている。

頭上はバスより広い

実車に試乗してみたが、室内高は、オリンピック選手の体格を考慮し、身長2mの方が窮屈な思いをせずに乗車できるもの。eパレットの前方を横切ろうとするヒトがいれば、検知をして、しっかり減速・停止。

バス停が近づくと100mmの隙間を空けて停車。スライドドアは電車のように開き、その開口幅は1300mmもある。それから電動スロープが音もなく現れて車椅子ユーザーの乗降をサポートする仕組みだ。

後輪 モーターが駆動

EVの機能としては、駆動輪は後輪となり、最高速度19km/hに対応。航続距離は150kmと発表されている。

低速自動運転モビリティの実用化なんてまだ先のことだと思っていたが、来年の夏には各国のアスリートが選手村で利用しているわけだ。

なお、「eパレット・東京2020仕様」は、10月下旬に開幕する東京モーターショーのトヨタ・ブースに展示される予定である。

AUTOCAR JAPAN

最終更新:10/23(水) 14:00
AUTOCAR JAPAN

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