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「母子に多少無理をさせてでも早期退院を…」 新生児治療室で満床続き入院制限も 沖縄の県立病院で増床工事

10/23(水) 20:50配信

沖縄タイムス

 新生児集中治療室(NICU)や新生児回復治療室(GCU)を備えた沖縄県内8カ所の総合・地域周産期母子医療センターの一つ県立中部病院で、10月末から増床工事に伴う入院制限が始まる。来年3月末まで。県内では今年4月以降、両治療室の満床状態が続き、県は入院制限に伴い異例の早産予防を呼び掛けている。

 県内のNICUは60床で、GCUは62床。超早産児や重症の新生児に24時間態勢で専門的医療を提供する。

 厚生労働省によると2017年度、県内の低体重児出生率は11・1%で全国平均(9・4%)を上回り、全国2番目に高い。県は両治療室の満床状態の背景に、早産による低出生体重児やハイリスク妊婦の増加をあげている。

 中部病院の増床工事は来年3月まででNICU9床を増床する。一方で工事に伴い、同病院で利用可能な病床がNICUとGCUでそれぞれ3床減り、来年1月以降はGCUがさらに減る予定。

 沖縄周産期ネットワーク協議会の宮城雅也会長は「県内のNICUの満床状態は慢性的」と指摘。県内の総合周産期センターの入院日数は他県に比べ2分の1~3分の2程度短いとし「県内はベッドが不足し、母子に多少無理をさせてでも早期退院をお願いしている状況にある」と説明した。

 入院制限に伴い県は早産予防のため(1)妊婦健診の定期受診(2)おなかの張りや痛み、出血、破水があればすぐかかりつけ医に相談する(3)妊娠22~27週は特に体調に気をつける―などを呼び掛けている。

 妊娠や出産に関する相談は県の「妊娠SOS・女性の悩み相談」でも受け付けている。電話098(989)1181(水・日曜日を除く毎日午前9時~午後5時)。

最終更新:10/23(水) 20:50
沖縄タイムス

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