ここから本文です

「プラごみゼロ目指す」サンフランシスコで急成長、数十億調達の“エコテック”

2019/10/28(月) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

小泉進次郎環境大臣が入閣後、政府が取り組むべき主要な社会課題としても言及した「プラスチックごみ対策」。

【全画像をみる】「プラごみゼロ目指す」サンフランシスコで急成長、数十億調達の“エコテック”

欧米ではすでにスターバックス、ネスレ、マクドナルドなど巨大企業が使い捨てプラスチックごみ削減への取り組みを発表している。

世界でももっともエコな都市のひとつとして知られるサンフランシスコでは、2020年までにプラスチックごみをゼロにすると目標を立てて市をあげて取り組んでいる。「エコ」を売り出したスタートアップへの投資も過熱している。

2019年にはプラ製ストローが禁止に

カリフォルニア州・サンフランシスコは、プラスチックごみの埋め立てを原則行わず、その排出量も減少し続けている、稀有な地域だ。そもそもサンフランシスコは、1960年代からヒッピーカルチャーの発信地としてエコに関心のある人たちが集まっていた。

その流れは、2007年の市内のスーパーやコンビニでのレジ袋禁止にはじまり、2019年には飲食店でのプラスチックストロー禁止、そしてサンフランシスコ国際空港内でのペットボトル飲料水の販売の禁止といった、市をあげての取り組みにつながっている。

行政だけでなく、企業もプラスチックごみの削減に意欲的だ。お隣・シリコンバレーでは、Facebookがオフィス内での使い捨てペットボトルの販売を禁止し、給水ステーションを設置している。

テック企業が集積するサンフランシスコには、「エコテック」や「グリーンテック」とも呼ばれる、環境問題に正面から取り組む企業も増加している。そのトレンドを3つのポイントにまとめた。

1.「エシカルファッション」が流行

まずあげられるのが、エコに優しいことを売りにしたファッションブランドの台頭だ。

なかでももっとも有名なのが、タイム誌が「世界一快適なシューズ」と評価したスニーカーブランド「allbirds」だろう。同社はリサイクルしたプラスチックボトルを靴ひもに活用している。設立から数年ですでに5000万ドル(約54億円)を調達し、ユニコーン企業の仲間入りを果たした。

そのallbirdsの競合としても知られる「Rothy's」も累計4200万ドル(約45億6000万)を調達している。同社は排出されたプラスチックを使った靴を製造・販売している。配達時のボックスにもリサイクル用品が使用するなど、環境にも消費者にもやさしい取り組みが話題を呼んだ。

「Everlane(エバーレーン)」もプラスチックからアウターを作っている企業だ。Kleiner PerkinsやSV Angelといった、著名なベンチャーキャピタル(VC)から累計1200万ドル(約13億円)の投資を受け、シリーズDでの調達をしている。3社の共通点は、糸にされたペットボトルの素材を活用する点だ。

Everlaneは、オフィスや店舗でも使い捨てプラスチックの削減に取り組み「エコロジカルなブランド」を大々的に売り出して成功したスタートアップという点でも特徴がある。

1/2ページ

最終更新:2019/10/28(月) 17:01
BUSINESS INSIDER JAPAN

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事