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いつかは起こる巨大地震…カリフォルニアでM8級地震の可能性ある断層に動き

10/29(火) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

カリフォルニア州南部のモハベ砂漠北縁を走るガーロック断層が、観測史上初めて動いたことについて、新たな論文が警告を発している。この断層は、マグニチュード8クラスの地震を引き起こす可能性がある。

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ガーロック断層の変化は、7月に発生したリッジクレスト地震によって断層線が不安定になったことが原因だという。

この断層のゆっくりとした動きは、「クリーピング」と呼ばれる。

だが、研究者はこれが必ずしも巨大地震発生に影響を与えるとは考えていない。ほぼ確実に発生すると見ているからだ。

インフラが崩壊し、停電し、建物が崩壊するようなマグニチュード6.7以上の大地震は、カリフォルニア州全域にいつ発生してもおかしくない。

科学者たちはこの「ビッグ・ワン(巨大地震)」を生きているうちに経験することになるだろうと思っているが、それがいつ、どこで起きるのかはわからない。

今月中旬、カリフォルニアの主要な断層線に沿って、変わった地震活動が感知され、「大きな地震が迫っているのかもしれない」という、いつもの問いかけが沸き起こった。

カリフォルニア州南部のモハベ砂漠の北縁を走るガーロック断層が、観測史上初めて動きを見せたことについて、警告を発する論文が、10月15日に公開された。この断層は、M8クラスの地震を引き起こす可能性があるが、現時点ではゆっくりとした動きを保っている。このような動きを「クリーピング」といい、それが発生する断層を「クリープ断層」という。

論文によると、ガーロック断層の突然の変化は、7月に発生したリッジクレスト地震によって不安定になったことが原因だという。リッジクレスト地震は、ガーロック断層近くの別の断層付近で、7月4日と翌5日の2回にわたって発生。マグニチュードはそれぞれ6.4と7.1だった。

「断層がつながっていることは分かっていた」と、カリフォルニア大学バークレー校の地震研究所ディレクター、リチャード・アレン(Richard Allen)氏はBusiness Insiderに語った。「リッジクレストで発生した2つの地震は、いずれもかなりマグニチュードが高く、発生場所もガーロック断層に極めて近い。そのため、これらの地震が引き起こした応力場の変化が、明らかに影響を与えたと考えられる」

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最終更新:10/29(火) 12:10
BUSINESS INSIDER JAPAN

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