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[アグリ×アート](1) 命をとう豚(とん)で…

2019/10/29(火) 10:03配信

日本農業新聞

 生々しい豚の立体造形に込める思いは「命のありがたみを知って」。茨城県つくば市の小野養豚ん(ようとん)さん(41)は、豚にこだわる農家出身の芸術家だ。

 ポリエステル樹脂を駆使し、あえてかわいらしさを抑えた生命感あふれる豚を生み出す。さまざまな姿の生々しい豚を、これまでに数えきれないほど制作。数頭を並べた大規模な作品や、あえて愛玩用と食用の豚を組み合わせた、見た人の心を揺さぶるものもある。

 小野さんは群馬県沼田市の養豚農家出身。豚が生まれてから食肉になるまでを見ながら子ども時代を過ごし、美術大学に進むと在学中から身近だった豚を絵画やオブジェで表現してきた。今は筑波大学総合造形領域の助教も務める。

 小野さんは「食卓に上る豚がどう育つか、思いを巡らせる消費者は少ない。作品が食と命について考えるきっかけなってほしい」と望む。

日本農業新聞

最終更新:2019/10/29(火) 10:03
日本農業新聞

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