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ピンクとグリーンのシューズが目立った箱根駅伝予選会の舞台裏

10/30(水) 7:10配信

VICTORY

予選会では個人100位以内で驚異の71%がナイキを着用

今回の第96回箱根駅伝予選会ではその兆候がより顕著になった。個人100位以内に入った選手のシューズをテレビ画面でチェックしたところ、ピンクが48名、グリーンが23名。その合計は71名だ。カラーリングの違いだけで、同じモデルのシューズを71%が履くというのは前代未聞ともいえる出来事だろう(※プラスして別のナイキを履いていた選手もいた)。

もう少し詳しく書くと、3年連続で個人トップを飾ったレダマ・キサイサ(桜美林大)、2位のライモイ・ヴィンセント(国士大)、3位のイエゴン・ヴィンセント・キベット(東京国際大)はピンク。4位のチャールズ・ドゥング(日大)と5位の伊藤達彦(東京国際大)はグリーンを履くなど、トップテンは10位のボニフェス・ムルア(山梨学大)以外の9人がナイキだった。

箱根予選会で上位100名の選手から圧倒的なシェアを誇った『ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%』は今年7月に一般発売。当初はグリーン(正式な色はエレクトリックグリーン)だけだったが、マラソングランドチャンピオンシップ(以下、MGC)が開催された9月15日にピンク(正式な色はピンクブラスト)が発売された。

MGCでは男子選手30名のうち16名が、『ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%』のピンクを着用。東京五輪選考に絡むトップ3に入った中村匠吾(富士通)、服部勇馬(トヨタ自動車)、大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)をはじめ、上位10人中8名が同シューズを履いていた。MGCの”ピンク広告”は箱根を目指すランナーたちのハートを刺激したと考えられる。

予選会で個人上位に食い込んだ選手に話を聞いたところ、以前は別メーカーの薄底シューズを履いていたが、昨年からナイキの厚底シューズを履くようになったという。「スピードを出すなら薄底の方がいいですけど、ハーフなど長い距離だと厚底の方が後半のダメージが残らないのでいいかなと思います」という感想を持っていた。

その選手は『ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%』のグリーンを着用していたが、大学卒業後に入社予定の実業団チームから提供されたという。チーム内でも同モデルを履いている選手が多く、「純粋に『速くなりたい』と思っているので、みんな自分で買っていますよ。走りやすいという声をよく聞きますね」と教えてくれた。

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最終更新:10/30(水) 7:10
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