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原巨人 新体制着々の中…ゲレーロ1人だけ宙に浮いた

10/31(木) 16:33配信

東スポWeb

 原巨人が11月1日の新体制スタートに向けて着々と準備を進めている。新たなコーチングスタッフの陣容も正式決定したなか、去就が不透明なままなのはアレックス・ゲレーロ外野手(32)だ。今季で2年契約を満了する助っ人砲は前半戦の低迷から退団が確実視されたが一転、球団は来季も戦力として見込んでいる。2年総額8億円からの減額は避けられないなか、ゲレ砲の決断が注目されている。

 2020年のコーチ人事も決まり、1日の秋季練習から新体制が本格始動する。球団ではすでに来季構想外となった選手への戦力外通告も終え、新戦力獲得に向けたFA戦線を注視している。

 そのなかで、宙に浮いているのがゲレーロだ。今季は101試合の出場で打率2割3分7厘、21本塁打、54打点の成績。なかなか好調を維持できず、3度の二軍落ちを味わった。ただ、昨季までと違ったのは、その後の態度だ。昨年は首脳陣との接見を拒むなど問題行動も散見されたが、今季は別人のよう。春季キャンプから原監督が直接指導するなど何かと目にかけ、二軍落ちした際には内田前巡回打撃コーチの熟練技で誇り高き助っ人を何とか手なずけてきた。

 9月15日の阪神戦(東京ドーム)で放った逆転の決勝2ランは、23打席ぶりの安打。苦しみ抜いたゲレ砲が涙をこらえ切れなかったのはファンの記憶に新しいところだろう。本人も「感動的な一打だった。(本塁打で泣いたのは)人生で初めて」と照れ笑いしたが、昨季は冷たい視線を向けていた選手たちからも「あれはグッときた。アレックス(ゲレーロ)が泣くなんて考えたこともなかった。よっぽど苦しかったんだな」とねぎらいの声も上がった。

 こうしたゲレーロ自身の内面や言動に改善が見られたこともあり、球団幹部は「本当に明るくなった。ロッカールームでも(昨年とは)全然違う」と評価。戦力としても「あのパンチ力は捨てがたい。後半戦はセンターから右方向にも打てるようになった」(同)と貴重な大砲候補と期待を寄せている。

 ただ、そこに立ちはだかるのが条件面の壁だ。今季までの契約は2年総額8億円で単年ベースで単純計算すれば年俸は4億円。球団関係者は「4億は高すぎる。かといって、削りすぎるわけにもいかない。減額は避けられないが、ゲレーロがどこまで(条件を)のめるか次第」との見通しを示した。

 ようやくGの一員になじんだゲレ砲はカネとプライドを取るのか、それとも――。

最終更新:11/1(金) 19:50
東スポWeb

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