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AirPods Proの本当の凄さ。NC性能、音質、小ささ以上の魅力はここ!ソニーWF-1000XM3とも比較(本田雅一)

2019/10/31(木) 16:39配信

Engadget 日本版

10月30日に発売となったAirPods Pro。すでにEngadgetでも多くの記事が掲載されているため、細かなスペックや機能、操作性については省略しますが、AirPods Proにはいくつもの驚きがありました。

ギャラリー: AirPods Pro | 6 枚の写真

あらためて言及するまでもありませんが、イヤホンというジャンルは成熟した商品ジャンルです。近年新たに生まれたTrue Wireless Stereo(TWS)であってもそれは同じ。近年、ノイズキャンセリング機能を持つ製品が登場し始め、ソニーがWF-1000XM3を投入したことで「このジャンルも成熟したか?」と思ったのですが、まだ先がありました。

まずはAirPods Proの“ここが凄い“と思った点を列挙したいと思います。
全帯域で高いノイズキャンセリング効果
外部音取り込みモードにおける環境音の自然な再現
低域ノイズを大幅に下げつつ耳への圧迫感・閉鎖感が極小
密閉性と装着感の両立
軽さとマスの集中、イヤーピースの良さからくる安定感。ランでもOK!
ほぼゼロと言っていいレイテンシの小ささ

いずれも、“ちょっといい“は超えていて、とても高いレベルで実現されています。音質は“驚き“の中には含めませんでしたが、EarPodsやAirPodsの音質に満足していなかったわたしもこの製品ならば不満はありません。

オーバーイヤー型に近いノイズキャンセリング効果

ノイズキャンセリング効果を持つヘッドフォン/イヤホンは、比較的高い周波数領域はイヤーピースや全体のメカニカルな構造で遮蔽し、低い周波数ほどアクティブノイズキャンセルで除去しています。

AirPods Proは、比較的浅い収まりのイヤーピースに加え、外耳道の圧力が高まって違和感を覚えないように空気抜きがありますから、一般的なカナル型イヤホンよりもそれ自身の遮音効果は低いと考えられます(実際、アクティブノイズキャンセルをオフにすると遮音性の低さがわかります)。

ところが使ってみると、かなり広い帯域で大幅なアクティブノイズキャンセルがかかっていることに気づきます。しかも特に中低域から低域にかけてのノイズ低減効果が際立っており、電車やバス内でのノイズ緩和はTWSではナンバーワンのWF-1000XM3を明らかに超える効果を発揮していました。

イヤーピース(パッド)の効果が異なるWH-1000XM3(オーバーイヤー型)の方が、たとえばキーを叩くときのカシャカシャ音は緩和しますが、中低域から低域にかけての効果はAirPods Proの方が明らかに大きく安定。さらに外耳道内と外気の圧力が近くなるよう、通気孔が設けられているそうです。このためノイズキャンセリングイヤホン独特の圧迫感がないのですが、それにも関わらず明らかに高いノイズ低減効果を引き出しています。

ノイズキャンセリング効果を高めるには、ある程度は耳栓的な要素も必要になりますが、AirPods Proはカナル型特有の圧迫感なしに高いノイズキャンセリング能力を発揮していることに驚きました。

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最終更新:2019/10/31(木) 16:39
Engadget 日本版

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