ここから本文です

東日本大震災の震災関連死、5割は避難生活に原因が。それでも雑魚寝はなぜ続く?

10/31(木) 17:11配信

BuzzFeed Japan

台風19号で被災した長野県上田市のある避難所の写真が話題となっている。そこに写っているのは「避難所」と聞いて連想されるような雑魚寝している姿ではなく、青色のテントが設営された避難所の様子だ。【BuzzFeed Japan / 千葉雄登】

【写真】台風19号が全国に残した爪痕

この写真を自身のFacebookに掲載した上田市議会議員の池田総一郎さんは、こう語る。

「写真のようなファミリーパーテーションの他にも、簡易トイレ、食料、水、毛布、発電機等、避難者を受け入れるための機材、食料等が比較的潤沢に備蓄されていた」

この写真は塩田中学校で撮影したもの。ここでの避難所運営は実質2日程度だったが、「市役所職員の対応も迅速で、地元の長野大学からは学生スタッフの応援もあった」という。防災協定を結んでいる上田ケーブルテレビからの災害情報を観るためのテレビ機材の提供や、地元の子ども食堂運営団体の炊き出しも実施された。

池田さんは「上田市のすべての避難所に塩田中学校の防災倉庫に収納されているものと同じレベルの備蓄が必要」と強調する。上田市の危機管理防災課の担当者はBuzzFeed Newsの取材に対し、「市内全ての避難所でこうした生活環境が整っていたかは不明だ」とした上で、数年前からプライバシーの保護やストレス軽減のために緊急時の避難所の設備を改善するため物品の購入を進めていたと明かした。

避難所の環境整備は現場判断によるものであり、今回話題となった避難所は備蓄倉庫が併設されていたため、環境の改善が行われやすかったのではと担当者は取材に話す。

今回、他の市議会議員のSNSでの発信に端を発し、整った避難所の設備が話題となった。だが、こうした環境の整った避難所はまだまだ少ない。

台風19号によって浸水被害が出た福島県いわき市の避難所ではノロウイルスの集団感染も発生している。

自治体間、避難所間で受けられる支援に格差が生じているのだ。

1/3ページ

最終更新:10/31(木) 18:00
BuzzFeed Japan

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事