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男性の育休「歓迎できない」が4割 根強い固定観念、記者が何度も聞いた父親たちの訴えは……

11/3(日) 7:00配信

withnews

【#父親のモヤモヤ】
育休取得を申し出た父親に、会社の人事責任者は「男性が育児する必要はない」と告げ、頭を下げて育休を取り職場復帰した後、上司は「謝罪する気持ちはないの?」と迫った――。父親の育休をめぐる実情を描いた記事が先日、Yahoo!ニュースで掲載されました。あわせて実施した「職場の男性の育休取得、歓迎できる?」という意識調査では、「歓迎できる」が5割で、「歓迎できない」は4割でした。父親の育休には、まだまだハードルがあるようです。(朝日新聞記者・高橋健次郎)

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意識調査、「歓迎できる」は半数

意識調査は、10月20日から30日まで実施され、1万801票の投票がありました。質問は3択。「歓迎できる」は48%(5188票)、「歓迎できない」は41.7%(4502票)、「わからない/どちらとも言えない」は10.3%(1111票)でした。

男性の育児休業取得率は、6.16%(2018年度)と低迷しています。

なぜでしょうか。厚生労働省が、三菱UFJリサーチ&コンサルティングに委託した調査では、育休を希望しながら取得しなかった男性の理由(複数回答)が見えてきます。以下が上位二つです。

「業務が繁忙で職場の人手が不足していた」 38.5%
「職場が育児休業を取得しづらい雰囲気だった」 33.7%

「人手不足」や「取得しづらい雰囲気」については、意識調査のコメント欄からも強くうかがえます。

「育休を取るか取らないかは本人の自由だが、歓迎するかしないかと言われれば歓迎は出来ない。男であれ女であれ、絶対数が減るだけだし」

「5人10人程度の小規模な会社だったらどうでしょう? ひとり抜けただけで仕事が回りませんよ」

「奥さんは、もっと休めないの?」と問う声

育休を取得しづらい背景には、性別役割の意識も関係していそうです。

内閣府の16年度の調査では、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」という考え方に賛成する人が約4割いました。「育児は母親がすべきだ」といった固定観念も根強いです。
 
「育休を取得しようとしたら『奥さんは、もっと休めないの?』と聞かれた」。父親のそうした訴えは、私自身、取材で何度も聞きました。

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最終更新:11/3(日) 7:00
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