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ハロウィーンから一夜 長谷部渋谷区長「かなり効果あった」、対策に手応え

11/1(金) 13:46配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 ハロウィーンから一夜明けた11月1日、長谷部健渋谷区長がハチ公前広場で報道陣の取材に応じ、「ゴミやけんか、騒動も大きく減ったと思う。お金もかけた対策だが、櫓(やぐら)からの警備員の声掛けもあり、かなり効果はあった」と手応えをうかがわせた。(シブヤ経済新聞)

群衆が詰め掛けるスクランブル交差点=ハロウィーン対策、渋谷区長「効果あった」

 区長はこの日、地元商店会などでつくる地区美化推進委員会の清掃活動の冒頭であいさつし、「今までのハロウィーンの中では一番、大きな問題が起きなかったという声も聞いた。明け方からざっと数えて1000人以上のボランティアも掃除していた」と、区が講じた対策や協力的な参加者について評価。続くメディア対応では、外国人観光客への対応や爆音車両への対策など新たな課題についても触れた。

 器物破損や暴行、ゴミの大量放置など一部の来街者らによる犯罪や迷惑行為などが問題となってきたハロウィーン期間への対策として、区は今年初めて一定区間の路上飲酒などを禁じる条例の施行に踏み切り、ハロウィーンに向けた警備などの対策費として補正予算約1億300万円も計上した。

 「本来ならこうした対策は必要ない。新たな課題は毎回出てきて、いたちごっこにならざるを得ない」と難しさもにじませ、「(来街者の)半分以上は外国の方だった印象。外国人に向けてどうメッセージを発信していくか、これは渋谷区の範疇(はんちゅう)を超えている」と、来年以降は外務省や観光庁、各航空会社などと協力して飲酒などについて事前に周知することも視野に入れていると明かした。

 もう一つの課題として掲げたのは爆音車両の問題。オルガン坂など、車両通行禁止エリア外では夜通し爆音を鳴らす迷惑行為が今年も発生。「住宅エリアとの狭間の部分。全体としては良い方向に向かいつつあるが、(これも)大きな課題」とし、きゃりーぱみゅぱみゅさんが1日、「バイクの音ふかしたり爆音でEDMかけたりめちゃめちゃダサイ」(原文ママ)などとツイートしたことも受け、「ちょっと渋谷らしくないダサい感じが出てきている。誇れるハロウィーンにしてもらいたい」と訴えた。

 条例施行の結果、今年は区の要請に応じ、駅周辺で酒類を販売するコンビニなどの小売41店のうち36店が酒類販売を自粛。これについては、「路上で飲酒を禁止したことで、店の中で飲食する人が増えて売り上げが上がった店も増えたと聞く。商店街からは一定の評価を頂いた」と効果を強調した。逮捕者についても、「減ったと思う。質としても、凶悪なものは去年より減った」とし、「成果は出ている。一部を取り上げて大きく言うメディアには、正直にフェアに状況を伝えてもらいたい」と、過熱する報道にくぎを刺す場面も見られた。

 来年は土曜がハロウィーン当日に当たる。「なかなか難しい課題。希望的観測としては、収集には向かっている。一夜にして解決できることではないが、(今年は)マナーやモラル、良心に訴えることはそれなりにできた。掃除のために集まった1000人を超えるボランティアとも連携もしていけたら」と、引き続き課題に向き合っていく姿勢を見せた。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:11/1(金) 13:46
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