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19年夏ドラマNo.1は『凪のお暇』、「最優秀作品賞」ほか最多3冠【第17回コンフィデンスアワード・ドラマ賞】

11/1(金) 12:06配信

オリコン

 黒木華主演の金曜ドラマ『凪のお暇』(TBS系)が、週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』主催の『第17回コンフィデンスアワード・ドラマ賞』で、19年7月クールの“最も質の高いドラマ”として「最優秀作品賞」を受賞した。また、同作で、主人公の大島凪(黒木)が暮らすボロアパートの個性豊かな隣人を演じた中村倫也が「助演男優賞」、三田佳子が「助演女優賞」を獲得し、『凪のお暇』が最多3 部門を制した。

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◆凪の“ひと夏の冒険”に視聴者が共感

 コナリミサト氏の同名漫画が原作の本作は、場の空気を読みすぎてしまう28歳OLの凪が、その性格から過呼吸で倒れたことを機に一念発起し、仕事や恋人などすべてを捨て、6畳一間のボロアパート・エレガンスパレスで“人生リセット”をはかる物語。

 同作が視聴者の心を掴んだポイントを2つ挙げるとすると、1つは凪の人生再起をひと夏の物語に落とし込み、『カルテット』等の人気作を手がける坪井敏雄氏、土井裕泰氏らによる演出、パスカルズの劇伴などで、徹底的に夏休み感を創出したこと。

 子どもの頃の夏休みといえば、なんとも言えないファンタジー感が漂い、そして長いようで短い休みが終わる頃には、かすかな成長を感じたものだ。会社を辞め自由を手に入れた凪が、空気のおいしさを知り、エレガンスパレスの住民らとの出会いや恋愛によって強さを手に入れていく様子はどこかそれに似ていて、視聴者からは「ひと夏の冒険みたいでワクワクした」(30代女性/東京)、「凪が身近で応援しながら観た」(40代女性/神奈川)との声が多数。有識者からも「独特な世界観で視聴者に癒やしを与えながら、その中でストレス社会をめぐる現代のアクチュアルな諸課題をしっかり追求して見事」(柿谷浩一氏/ポップカルチャー研究者・早稲田大学総合人文科学研究センター)などと支持された。

◆愛すべき登場キャラが人気を後押し

 そして、ポイントの2つ目は、個性豊かな登場キャラクターとそれを演じるキャストの好演だ。連続ドラマにおいて「毎週会いたくなる」登場キャラクターを生み出せるか否かという点は、ヒットを左右する要素の1つ。本作では、くるくるの天然パーマを地毛で再現し、身も心も凪になった黒木をはじめ、会社では完璧ながら心に陰のある凪の元彼・我聞慎二を演じる高橋一生、凪の家の隣人で、どうしようもなく人たらしな安良城ゴンを演じる中村倫也など、クセは強いが憎めないキャラクター造形とキャスティングが見事に合致。視聴者、有識者双方から「登場人物がみんな魅力的で好き」(40代女性/愛知)、「質の高い映像と納得の布陣、役者の力を存分に活かす演出になっていて満足度が高かった」(吉田潮氏/ライター)との声を集めた。

『コンフィデンス』誌によるドラマ満足度調査「オリコン ドラマバリュー」は、第1話が100Pt満点中94Ptと初回から高得点をマークし、以降はそれを下回ることなく高ポイントをキープ。第3話と第9話では夏ドラマ及び2019年放送ドラマ最高(10月25日現在)となる99Ptを記録し、視聴者から終始高い満足度を得た。一方、有識者による投票でも最も多くの得票数を集め、審査会では満場一致で『凪のお暇』が「最優秀作品賞」に決定した。

 受賞を受け、プロデュースを手がけた中井芳彦氏は、「原作のコナリミサトさんをはじめ、このドラマに参加していただいたキャスト、スタッフに報告して喜びを分かち合いたいです」とコメント。主演の黒木は、「多くの方にご覧になっていただき、作品として評価をいただけたことがとてもうれしいです。スタッフ、キャスト全員が作品への愛情と責任を持ち、楽しみながら作ったことが伝わった結果だと思います」と語り、受賞を喜んだ。

最終更新:11/4(月) 7:25
オリコン

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